スーパーなどでは1年を通して様々な野菜や果物が手に入りますが、やはり旬のものは旬の時に食べておきたいですよね。スイーツにも季節を感じさせてくれるものがいくつかありますが、秋ならサツマイモや栗を使ったものが多く出始めます。
見かけるたびについ買ってしまうという方もいるのでは?焼くだけ・茹でるだけなどでも充分美味しいのですが、ひと手間加えることでさらに味に深みが増していきます。
そこで、今回は愛知県内で美味しいサツマイモ やモンブランが楽しめるお店を厳選してご紹介します。専門店ならではのこだわりと品揃えなので、味はもちろん見ているだけでも幸せな気分にさせてくれるでしょう。
和栗モンブラン専門店 栗(く)りん
出典:ナゴレコ
2020年6月4日にオープンした、五感で楽しむモンブランの専門店。
熊本県産・高知県産の2種類の和栗を使用した¥1800の「黄金(こがね)モンブラン」は、メレンゲと生クリーム・マロンペーストを重ねた上から、特注の絞り器を使い細い糸状にマロンペーストを絞り出していきます。
出典:日刊ケリー
目の前で繰り広げられるライブパフォーマンスで、モンブランの完成を見届けます。見た目の美しさと、スプーンを入れたときのメレンゲのサックリ感。フワッと栗の香りが鼻をくすぐり、口に入れた時の食感の楽しさ。
出典:おいしいなごや
¥1650の「栗三昧」は、小ぶりの黄金モンブランに焙じ茶&抹茶メレンゲ・求肥・塩アイス・栗の渋皮煮が別に添えられ、モンブランとの組み合わせによって味の変化が楽しめるよう。
¥2000の「季節の贅沢果物モンブラン」は、その季節で一番美味しい旬のフルーツとのコラボレーション。値段はモンブランにしては高額ですが、イートインには全てドリンクが含まれています。名古屋に本店のある茶舗の『妙香園』が監修した焙じ茶や煎茶のほか、プラス料金で白ワインやシャンパンと合わせることもできます。
出典:甘党男子
店内はカウンターが6席、テーブル席4席と少ないため、休日などは混雑必至。黄金モンブランソフト・黄金栗だんごなどのテイクアウトメニューもあるので、大須商店街や大須観音など町歩きの際の立ち寄りにもオススメです。
覚王山 吉芋(きちいも)
出典:瑞樹録
地元で30年以上愛されている、サツマイモ菓子の専門店。お店の一番人気が「吉芋花火」と名付けられた芋けんぴ。細切りした生のサツマイモを菜種油でカラッと揚げて、自家製の蜜を絡めています。
一般的な芋けんぴに比べて極細ですが、実は機械ではなく丁寧に手切りしているそう。
出典:食べログ
1本1本にしっかりと蜜を纏っていますが、上品な甘さ。サクサクした食感が後を引き、食べ出すと手が止まらなくなります。
甘いものが苦手な方やお酒のおつまみには、沖縄県産の雪塩を使った塩花火も。
出典:おさとうのタナボタ
ほかにも大学芋や鬼まんじゅう、スイートポテトなども。大学芋は形が2種類あり、拍子木型と乱切り型のべっ甲芋。鬼まんじゅうはさいの目切りにしたサツマイモがたっぷりで、モチッとした皮とのバランスが絶妙。
出典:食べログ
スイートポテトは「お手玉」という名前で売られていて、コロンとした可愛い形。味はプレーンと自家製蜜を練り込んだ大学・メープル風の3種類。塩花火以外は消費期限が短いですが、大学芋や芋けんぴは冷凍できます。保存容器に入れ、食べるときには自然解凍すればOK。
出典:空色の地平線
本店は地下鉄覚王山駅から徒歩で10分くらい。JR利用なら、名古屋駅そばの名鉄百貨店内の店舗が便利です。
壷焼き芋の専門店 お芋屋POTEPOTE
焼き芋の専門店。しかも石焼きではなく、壷に入れて焼く壷焼きというスタイル。
出典:名古屋グルメ ぱるとよ
お店に前に大きな壷が置かれ、この壷を使ってじっくりと時間を掛けて焼き上げます。S~Lとサイズごとの料金設定になっていて、大きさにより¥250~450。まれにSSサイズや特大などが販売されることも。
安納芋や紅はるかといった代表的な銘柄を中心に、シルクスイートなど時期によって異なるサツマイモも使用。その時々で食べ比べが楽しめます。とにかく蜜がたっぷりで、自然な甘みが堪能できます。
出典:Me:Mo
お店では焼き芋のほか、サツマイモチップス・鬼まんじゅう・芋おこわ・大学芋・おはぎなども販売。サツマイモチップスにはシナモン・ブラックペッパー・激辛七味塩など、ちょっと珍しいフレーバーがあります。
出典:名古屋グルメ ぱるとよ
夏には焼き芋をアイスにしたりラテにしたりと、季節限定商品も登場。とにかくサツマイモづくしなので、いろいろ食べたい方にオススメ。
壷焼き芋の専門店 お芋屋POTEPOTE
住所:名古屋市西区花の木3-18-7
電話番号:052-521-8750
芋花恋(いもかれん)
出典:食べログ
2014年にオープンし、名古屋市内には本店のほか星が丘テラス内とμPLAT大曽根内、尾張旭市にも店舗があります。
出典:ことりっぷ
契約農場である鹿児島県の唐芋農場から良質なサツマイモを仕入れ、さまざまなスイーツを製造・販売しています。人気ナンバーワンは安納紅蜜芋を使用した芋蜜かりんとう。サツマイモから作られる天然糖蜜の芋蜜「あめんどろ」を絡めていて、自然な甘さとサクサクとした食感が特徴。
出典:クリエイティブモグモグ
唐芋農場の登録商標で製造技術は特許を取得している「あめんどろ」は、抗酸化力が高くポリフェノールやミネラル・ビタミンも豊富に含まれています。美味しいのはもちろん体にもいいとなれば、ますます手が止まらなくなります。
ほかにもチップスや大学芋、鬼まんじゅう・ようかん・チーズケーキ・ジェラートなど糖度の高いサツマイモをたっぷりと使用したスイーツがいっぱい。

土日限定ですが砂糖や卵を使わず原料の3割以上に焼き芋を入れた芋蜜ぷりんも。
川上屋
栗きんとん発祥の地とされ、中山道の宿場として栄えた岐阜県中津川市に本店がある1864年創業の川上屋。栗きんとんをはじめ、栗を使った商品を製造販売しています。
出典:春日井市食べ歩きブログ
中津川市内や岐阜県内には栗きんとんの有名店がたくさんありますが、「旅行の行程上中津川まで行けない」という方でも愛知県内で手に入れることができます。
出典:Twitter
例えば遠方から愛知県を訪れる際に飛行機を利用する方は、中部国際空港内の販売店が便利です。JR利用であれば、名鉄百貨店内にも販売所があります。
本店に比べると取り扱っている商品は少ないですが、栗きんとんや栗羊羹、羊羹と栗きんとんが一緒になったさゝめさゝ栗に和三盆と栗の粉末を加えて栗の形に仕上げた干菓子のしば栗などが購入できます。ただし栗きんとんは9月から12月末までの販売なのでご注意ください。

川上屋では和菓子は全て1つ1つが手作りのため、数量が限られます。気になる商品に出会えたら、即ゲットが鉄則です。
焼きいも専門店 丸じゅん
出典:食べログ
全国各地からさまざまな品種を仕入れ、年間を通して扱うブランド芋は50種類以上。品種・産地・旬の時期を見極め、貯蔵方法にもこだわる店主が作る絶品焼き芋の専門店。一番焼き芋が恋しくなる秋から冬の時期には、糖度が高く甘い種子島産の安納芋を中心に販売。
茨城県産のシルクスイート・紅あずまや石川県産の加賀野菜のブランド芋である五郎島金時など何となく聞いたことがあるものから、甘太くん・なんたんみつ姫・ハロウィンスイート・ゴールド金時・里むすめなどなかなかお目にかかれない珍しい品種も取り扱っています。
その日購入できるサツマイモを、ねっとり系・ほくほく系などチャート表にして店頭に掲示してあるので参考にしてみてください。

それでも迷ったらどんなサツマイモが食べたいかをお店の方に伝えて、オススメを聞いてみるのが一番。

併設のカフェスペースではドリンクやソフトクリーム、夏にはかき氷なども販売。
Sweets Potato芋や
全国各地の美味しいサツマイモを厳選し、オリジナルのスイーツにして提供。
サツマイモを使ったものと言えばスイートポテトや芋けんぴ・大学芋などが定番ですが、専門店だけあってとにかく種類が豊富。
サツマイモのペーストと生クリームがたっぷり入った芋しゅーや、東海地方でお馴染みの鬼まんじゅうは食べやすいスティック状に。
出典:食べログ
職人が1枚ずつ手焼きしてサツマイモ餡に角切りのサツマイモを入れた生どら焼き、手作業でスライスしたサツマイモをカリッと揚げて秘伝の蜜を絡めたチップスなどなど。
もちろん定番商品だって、こだわりが満載。白ごまとアーモンドが味のアクセントになっている芋けんぴは、素揚げした後にオーブンでローストしているのでパリッとした食感が楽しい!
芋やすぃーとは、いわゆるスイートポテト。しかしバター不使用でサツマイモ本来の美味しさが味わえるとあって、甘いのが苦手な方や男性にも人気です。
「いも・くり・なんきん」は女性が好きな秋の味覚の代名詞ですが、その美味しさは性別や年齢に関係なく誰もが虜になります。
それを知り尽くした専門店となれば、どれを食べてもハズレ無し!
サツマイモと栗の旬の時期は限られています。一番美味しい時を逃さず、専門店の絶品秋スイーツをぜひ試してみてください。
※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各店舗の公式HPなどでご確認ください。
※季節限定商品は販売期間が限られるため、お求めいただけない場合があります。