ミラノでおすすめのベーカリー5選

世界が誇る美食の国イタリア。そんなイタリアで暮らすイタリア人たちの主食といえば、もちろん「パン(イタリア語で”パーネ”)」です。日本人は毎日主食のお米を炊飯器で炊きますが、イタリアではほとんどの家庭で、パンを焼くことはせず、お気に入りの店や馴染みの店で買って、毎回の食卓の楽しみにしています。どれだけおいしい料理を作っても、パンがまずいと台無し!それだけに「どこでパンを買うか」はイタリア人たちにとってかなり重要な問題です。

ということで、ここでは、ミラノ在住の筆者が、イタリアいちパンやさんが多いと言われる大都市ミラノで、地元っ子たちがいったいどこでパンを買っているのか!地元民がご指名買いする人気のベーカリーをご紹介します。

ミラノでおすすめのベーカリー5選

Pavé Milano

Pavé Milanoは「パヴェ ミラノ」と読みます。アクセントマークのある最後の「ヴェ」の音を強調して、尻上がりに発音するのがポイント。2012年にイケメンイタリア人3人組によって創業した店は、いまではミラノ市内に複数出店するほどの人気店になりました。

店ごとにコンセプトが多少異なるため、初めてパヴェに行く方は、まずは1号店の「パヴェ ミラノ」へ行ってみてください。場所はミラノの陸の玄関口こと「ミラノ中央駅(Milano Centrale /ミラノ チェントラーレ)」から徒歩5分ほどの好立地。朝8時半からやっているので、旅のスタートを飾る、モーニングにもぴったりです。

店内には広めのイートインスペースもあり、おひとりさまにもちょうどよいサイズのパンが充実している点も見逃せません。気軽に入れる1号店で、パヴェの魅力にハマった方は、系列店でケーキやジェラートもお楽しみください。心も身体も満たされること間違いなしですよ!

Panificio Davide Longoni

Panificio Davide Longoniは「パニーフィコ ダヴィデ ロンゴーニ」と読みます。「パニーフィコ」とはイタリア語で「パンやさん」の意味。「ダヴィデ ロンゴーニ」はオーナーさんの名前です。…ということで、パニーフィコ ダヴィデ ロンゴーニは、店に入るととにかく「パンだらけ!」。ガラスケースの中にも壁にも、数えきれないくらいのパンが並んでいます。

地元の人たちは家で食べるための直径30センチほどの大きなバケットパンを買いにやってきますが、旅行者のみなさんにもぴったりの、クロワッサンやデニッシュパンなどの小ぶりのパン、スイーツ類も豊富にラインナップされていますのでご安心下さい。イートインスペースは小さめですが、小休憩することも出来、ワインなどもいただけます。場所は観光の中心地からちょこっとだけ離れていますが、ミラノいち有名な大聖堂「ドゥオモ(Duomo)」前から出ている地下鉄で、1本で行くことが出来ます。「ドゥオモ駅(Duomo)」から地下鉄で約5分。3駅めの「ポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)」から歩いて約5分のところにあるので、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

LePolveri

LePolveri

Le Polveriは「レ・ポルヴェリ」と読みます。2017年の年末にすい星のごとく誕生した店は、口コミで瞬く間に大人気店となりました。とても小さな店なのですが、いつもたくさんのお客さんで賑わっているため、近くまで行けばすぐに場所がわかることでしょう。中に入るのに少しだけ緊張しちゃうかも!?でも、オーナーさんの笑顔を見た瞬間、そんな心配は一掃されること間違いなし。イタリア語が出来なくとも、あたたかな雰囲気にほっとリラックスしてしまうことでしょう。

オーラたっぷり、素敵な女性オーナーのアウロラさんは、もともとは理系出身だそう。パンの酵母に魅せられ、研究を続けるうちに、自身の店をオープンするという大きな夢を叶えました。1日に作られるパンの数が限られるため、午後には売り切れとなってしまうコトも…。興味がある方は、午前中に行ってみてください。

Égalité

Égalité

Égalitéは「エガリテ」と読みます。この名前は実は「平等」を意味するフランス語。ということで、エガリテは、ミラノの中でも、ちょこっとフランスのエッセンスを感じる異色のベーカリーです。「ロングサイズの、フランスパンが食べたいなぁ」「バターたっぷりのヴィエノワズリーが食べたいなぁ」という、ミラノっ子たちのお腹と心を満たす存在として、一躍人気店となりました。

お店は、イタリアのパンやさんにしては珍しく、金曜土曜は22時までやっているので、ちょっとしたディナーなどにももってこい。朝も7時30分からやっています。先にご紹介したベーカリー「パヴェ」からも徒歩10分ほどのところにあるので、1日で2店ハシゴするのも良いですね!

Princi

最後は、流行に敏感な方なら耳にしたことがあるかもしれない(行ったこともあるかもしれない!?)、ミラノいちの有名ベーカリーPrinci(プリンチ)をご紹介します。

プリンチといえば、2019年には東京にも出店を果たし話題に。その他、現在ではニューヨークやロンドン、上海などでもその味を楽しめます。

ミラノ市内には複数店舗あり、どれも観光名所からアクセス抜群!加え、東京にあるお店などと比べるととってもカジュアルな雰囲気なので、気軽に利用できることでしょう。地元っ子たちもジーンズ×パーカーで気軽に朝ごはん調達に来ています。

旅行者におすすめは、ドゥオモの目と鼻の先にある2店舗。頑張って探さずとも、観光途中に目にする機会が何度もあるでしょう。

日本ではあのスターバックスコーヒーとコラボし話題をさらいましたが、ミラノのスターバックスでもプリンチのパンは買うことができます。おいしさそのまま、しかしお値段は日本の約半額!クロワッサンが1つ1.2ユーロ前後なので、スーパでパンを買うくらいなら、ぜひプリンチに足をお運びください!

ミラノでおすすめのベーカリーまとめ

ミラノでおすすめのベーカリーまとめ

イタリアは英語が通じない店も多いですが、ご紹介したベーカリーは全て英語オッケーです。看板やメニュー表のイタリア語がわからない場合は、ぜひ店員さんに質問してみてくださいね。もちろん指さしだけで、十分買うことができます。
「ツアーやホテルに朝食サービスが付いてる」という方も、是非1度だけでも良いのでパスして、買ってほしい逸品ばかり。

日持ちするバケットパンなどは、丁寧に袋に入れて、日本に持って帰るのもアリです。

北イタリアに注ぐアルプスからのきれいな水と、豊かな小麦粉の香り。天然酵母たちの織りなすハーモニーに、パン好きの方はうっとりすること間違いなし!

ぜひ現地で、日本で素敵なパンの世界をお楽しみください。

それではチャオー!(バイバイ!)以上

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