香港に訪れたら絶対に食べたい料理、飲茶!最近の飲茶店は、各テーブルにオーダーシートが置いてあり、食べたいものにチェックを入れて注文するというスタイルが多いと思います。メニューには写真がついていないものが多く、日本語表記ももちろんありません。
どれを頼んだら良いのか分からないし、飲茶メニューの中には鶏の足や豚の胃袋など、なかなかグロテスクな見た目のものもあるので、日本人が食べやすく、是非食べてほしいメニューを知りたいですよね。今回は香港で絶対食べたい!激うま点心を厳選しましたので、写真付きでご紹介していきたいと思います。
おいしい食事系点心
では早速おすすめの点心をみていきましょう。
叉焼包
広東料理の代表格、叉焼包!ふわっふわ生地の中に柔らかくてあまじょっぱいチャーシューが入っていて、一度食べたらやみつきになること間違いなし。
日本の肉まんと比べて生地が厚くモチモチしていて、中のチャーシューもトロトロしています。
広東語表記:叉焼包
読み方:チャーシウバオ
日本語名:チャーシュー肉まん
小籠包
上海料理なので、飲茶店には置いていないところもありますが、香港で食べる小籠包もとてもおいしいです。お店によっては写真のようにインスタ映えするようなカラフルな小籠包もあり、こちらは色ごとに違った味になっています。ちなみに小籠包の食べ方は、
- ①箸でレンゲの上にのせ、小籠包の皮を破りスープを出す
- ②やけどに気をつけてスープを飲む
- ③合わせ酢をつけたり、生姜を乗せて小籠包を食べる
というのが正しい小籠包の食べ方です。この食べ方なら、口の中をアツアツのスープでやけどすること無く、美味しく食べられます。
広東語表記:小籠包
読み方:シゥロンバオ
日本語表記:小籠包
蝦餃
薄い透明な皮で包まれており、見た目にも美しい蝦餃は、黒酢ソースなどをつけて頂きます。皮はむっちり、エビはプリプリの幸せな食感。どこのお店で食べてもはずれの無い一品です。
広東語表記:蝦餃
読み方:ハーガウ
日本語名:蒸し蝦餃子
焼売
日本でもおなじみのシュウマイですが、香港のシュウマイは上にトビコが乗っているものが主流です。これだけでもやはり日本のシュウマイより何倍も美味しいですが、貝好きの方に是非試して頂きたいのがトビコの上にさらに貝が乗ったシュウマイ!
どちらがメインか分からなくなってしまうボリューム感ですが、小エビやグリンピースの乗った日本のシュウマイとはひと味違った、こんな豪華な香港のシュウマイはいかかがでしょうか?
広東語表記:焼売
読み方:シャオマイ
日本語名:シュウマイ
干煸四季豆
これは飲茶屋さんより小料理屋で食べられる事が多いのですが、ぜひ食べてほしい一品の為紹介します。
「インゲンのピリ辛肉味噌炒め」というと日本でも作れそうな料理ですが、日本のインゲン豆とは少し違い、豆感が強く、味付けも日本にありそうでない一品です。
見た目もただのインゲンの炒め物に見えるので、あまり期待されない料理なのですが、日本人と一緒に食べると、ほぼ全員がこれが一番美味しい!と絶賛の嵐。
ビールとの相性も抜群なので、「四季豆」という文字を見つけたらぜひベージャオ(ビール)と一緒に注文してみてください。
広東語表記:干煸四季豆
読み方:セイグヮイダオ
日本語名:インゲンのピリ辛肉味噌炒め
腸粉
漢字だけ見ると、何かの腸なの?!と嫌厭してしまいそうな名前ですが、ご安心ください、腸粉はライスヌードルでできています。
腸粉という名前は、筒状の形が豚の腸に似ているということからつけられたそうです。ライスヌードルで具材を巻いてあり、ちゅるんとした食感が美味しい一品です。具材はエビが入っていることが多いです。
つるっと食べられてしまうので、筆者はよく、違う種類の腸粉を2種類くらい注文しています。
広東語表記:腸粉
読み方:チョウファン
日本語名:エピのライスヌードル巻き
鮮竹巻
湯葉で野菜やお肉を巻き、スープで煮たものです。見た目は地味で、なかなか日本人には知られない点心ですが、中までじゅわっとスープがしっかりしみ込んでいて、湯葉も美味しいので是非試してもらいたい一品です。煮込まれたものと、同じ湯葉巻きを油でかりっと揚げられたものもあります。
広東語表記:鮮竹巻
読み方:シンチョッグン
日本語名:湯葉巻き
通菜
香港に滞在すると、お肉や脂っこいものをたくさん口にして、野菜をたくさん食べる機会がなかなか無いと思います。
野菜が食べたい!という方におすすめなのがこの空心菜のニンニク炒めです。青臭さが無く、ガーリックが効いた空心菜は箸が止まらなくなるでしょう。白飯(バッファン)と一緒に食べたくなる一品です。
広東語表記:通菜
読み方:トンチョイ
日本語名:空心菜のニンニク炒め
おいしいスイーツ系点心
香港でおいしく頂けるのは、お食事系点心だけでなく、スイーツ系点心も負けていません。食後に食べたい甘くておいしいスイーツ系点心を紹介します。
煉奶炸饅頭
日本の揚げパンとは少し違い、外側の食感はお饅頭を揚げたようなパリっとした食感で、中は密度の高いパンのようなモチモチの食感です。
この揚げパン(揚げ饅頭?)にコンデンスミルクをつけていただきます。揚げ物×コンデンスミルクでカロリー高めなスイーツですが、間違いなく美味しいのでぜひ頼んでみてください。
広東語表記:煉奶炸饅頭
読み方:リェンナイジャマントウ
日本語名:揚げパンとコンデンスミルク
芒果布丁
香港のスイーツといえばマンゴープリン。香港のマンゴープリンは、マンゴーが甘くて味が濃くて絶品です。デザート屋さんでももちろん食べられますが、飲茶店にも置いてある事があります。つるっと食べられてしまうので、ごはんのシメにも最適です。
広東語表記:芒果布丁
読み方:マンゴープディン
日本語名:マンゴープリン
楊枝甘露
こちらは飲茶店に置いていない事もありますが、マンゴー系のデザートで、マンゴープリンはもう食べた!という方に是非試して頂きたい一品。
マンゴープリンが人気をさらっていて、日本人からはあまり知名度の高くないデザートですが、街のデザート屋さんには必ず置いてある超人気デザートです。
マンゴー、タピオカ、ブンタン、サゴヤシ、ココナッツミルクの入った、マンゴーとタピオカの甘い飲み物のようなデザートです。
マンゴーやブンタンの酸味とココナッツミルクの甘さがちょうど良く、さっぱりと頂けるスイーツなので、甘ったるいものが苦手な方にもおすすめです。
広東語表記:楊枝甘露
読み方:ヨンジーガムロウ
日本語名:マンゴータピオカ
蛋撻
エッグタルトも香港で有名なデザートの一つ。街のパン屋さんで見かけることが多いと思いますが、飲茶店でも食べる事ができます。
タルトがパイ生地のようになっているものや、焼き目がついているものなど、お店によって様々な種類があります。いろいろなお店で注文して食べ比べてみて、好きな味をみつけてみてはいかがでしょうか?
香港人はご飯を食べ終わった後、店を変えてデザート屋さんでデザートを食べる習慣があるので、デザート屋さんは深夜12時過ぎまで営業時間しているお店が多いです。是非足を運んでみてください!
広東語表記:蛋撻
読み方:ダンタ
日本語名:エッグタルト
地元の人がおすすめ!おいしい点心の食べられるお店
写真を見るだけでお腹が鳴ってしまいそうな点心ですが、実際に筆者が地元の方におすすめしてもらった飲茶店を紹介します。
稲香
わりとお手頃価格で、幅広く様々な種類の点心が食べられるお店。香港内にいくつも店舗を持つチェーン店です。メニューも英語や写真がついていて、注文しやすいです。
営業時間:ランチ9am-4:30pm ディナー6pm-11pm
龍太子
プリンスエドワード駅D出口から徒歩3分程のお店。ローカルの方が朝ご飯やランチを食べに行く場所で、観光客の方はほとんど見られません。メニューが完全に広東語だけなのでご注意下さい。ローカルの方に人気なお店なだけあって、味はとても美味しいです。
住所:9 Cedar St, Prince Edward, 香港
営業時間:10am-2pm
樂天皇朝
グランドプラザの2階に位置する上海料理レストラン。カラフルな8種類の味の小籠包があることで有名なお店。
値段はそこまで高くありませんが、グランドプラザの中に入っているだけあって、雰囲気の良い空間です。土日の夜は家族連れでとても込み合っています。
住所:香港 Mong Kok, Nathan Rd, 二樓203及205號舖 Grand Tower, 雅蘭中心
営業時間:11:30am-11pm
香港で食事するなら飲茶が一番!
今回は、香港で絶対食べたい激うま点心についてご紹介しました。
近年香港はおしゃれなカフェや飲食店が増えてきていて、最近の香港の若者は飲茶をあまり食べないようですが、やはり香港で食事をして一番美味しいと思うのは飲茶などの中華料理だと、5回香港に渡航した筆者は思います。
安くて美味しい点心を、本場香港でぜひ堪能してみてください。