ベトナムのフーコック島はアジアの最後の秘境と呼ばれ、手つかずの自然が多く残っておりシュノーケリングやダイビングには絶好の場所です。現在、島の北部は急ピッチで欧米諸国が開拓を進めている最中ですが、中部や南部は未開拓の地が多くのこり、綺麗なサンゴ礁やトロピカルな魚をたくさん見ることができます。
道路による島の全周はたった130kmほどで北から南に車で1時間半もあれば移動可能。なので、開拓の進んだ北にある便利なリゾートホテルに滞在し、南に向けて観光にでかけるのがおすすめです。日本からフーコック島へはまずホーチミンにまで直行便で6時間、その後ホーチミンからフーコック島までは直行便で1時間。
今回はベトナムにて今人気急上昇中であるフーコック島のおすすめグルメを厳選してご紹介いたします。
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フーコック島でのおすすめ料理その①ウニが安くて美味しすぎる
フーコック島ではウニがたくさんとれるので、1個100円程度で食べれてしまいます。どこのレストランでも殻を半分に割り炭火で焼いて味付けをし、上からピーナッツと小葱をまぶしたスタイルですが、これが本当に美味しいです。焼いているからなのか、日本で目にするウニとは見た目が異なるので、「最初これは本当にウニ?」と疑ってしまいましたが、1口食べたらもう止まりません。
小さなスプーンで贅沢にデザートを食べるようにすくって食べるのですが一瞬で食べ切ってしまいました。フーコック島に滞在している間は毎日食べていたウニ。写真を見ただけでもよみがえるあの濃厚な味は忘れられません。
フーコック島でおすすめ料理その②カエルちゃん、目をつむって食べると高級なチキン
カエルを注文するのは日本人の私たちにとっては少し躊躇しますが、現地の方がすごくおすすめするので、食べてみました。フーコック島のマーケットにあるレストランの多くは展示している水槽に食材を入れて保管し、注文が入ったらそこから取り出して調理するスタイルなのですが、カエルも水槽の中にもれなくいます。
オーダーをするとそこから1匹元気のいいカエルを持ってキッチンに消えていく店員さん。ほどなくするとカエルの丸焼きという言葉がぴったりくる見た目の料理が出てきます。ものは試しと意を決して一口食べると不思議な感覚。とっても柔らかい火加減が完璧な手羽先を食べているようでした。見た目がリアルなので、口に運ぶまでは勇気がいりますが、これは試す価値ありです。お値段もリーズナブルなので人生で一度は食べてみるのもいいと思います。ちなみにフランスでは普通にカエル料理があるようで、カタツムリ同様人気の食材だそうです。
フーコック島でおすすめ料理その③新鮮なイカはコリッコリで新触感
日本で新鮮なイカといえば呼子のイカなど、透明ですきとおったイカの踊り食いなど世界に誇れる新鮮なイカ料理がありますが、フーコックのイカは呼子のイカとは違って黒い小さな斑点があります。
そしてその斑点が点滅しているイカが新鮮な証拠です。フーコックのレストランでイカをオーダーするときの目安にして頂ければと思います。1番元気に点滅しているイカを選んで調理してもらうと、中はふかふかなのに、皮がコリッコリという何とも不思議な触感で病みつきになります。
フーコック島でおすすめの料理その④レーザークラムはジューシーな貝
レーザークラムは日本語ではマテ貝というそうですが、筆者は日本では目にしたことがありませんでした。そんなレーザークラムがフーコック島ではどのレストランにもメニューであり人気のようだったので、食べてみました。
ウニ同様、炭火で焼いて、味付けをしてピーナッツや小葱と食べるのが一般的のようです。一口たべるとじゅわっと貝汁が広がり身も弾力があって食べ応えがありました。とっても美味しかったので、日本でも探してみたいなと思った一品です。
フーコック島でおすすめ料理その⑤カニの素揚げはご飯のお供
フーコック島のカニは北海道の身がリッチにつまったタイプではないのですが、その分格安です。
そのカニを豪快に多めの油とニンニクで素揚げ風に炒めると、カニみそまでしっかりと火が通りほぐしてご飯の上にかけると思わず笑顔になってしまうおいしさです。胴体部分は殻から丁寧に身をほぐして食べるので、少し手間ですが、足など小さいパーツは殻ごとさくさくいただけます。
フーコック島おすすめ料理番外編①勇気があれば挑戦したい食材その1
筆者がどうしても滞在中興味はあったもののオーダーする勇気がなかったものがあります。それは海蛇です。フーコック島のレストランで泳いでいる海蛇はどれも大きかったので、ちょっと味見でオーダーしてみようという気軽な感じではいかず、結局食べずに帰国しました。勇気がある方はぜひ食べてみてください。
フーコック島おすすめ料理番外編②勇気があれば挑戦したい食材その2
もう一つ、食べることなく帰国してしまったけど気になった食材があります。それが海蛇とは対照的な小さくて見た目もかわいい、タツノオトシゴです。これは全く味が想像できなかったのと、見た目がかわいいので感情移入してしまい、結局オーダーできませんでしたが、少し心残りです。
フーコック島おすすめ料理番外編③ベトナムのコールドストーンアイス
フーコック島にもさまざまなデザートがありますが筆者の1番のお気に入りはベトナムの屋台アイスです。氷の鉄板の上でバニラアイスとフレッシュなマンゴーやドリアンなどの果実を手早く混ぜて薄くのばします。それをヘラでお好み焼きを焼き終えた際に残るおこげを取るように
こすり取ると丸まってアイススティックができます。作っているのを見るのも楽しいですが、フレッシュなフルーツ入りのアイスクリームは絶品です。他のアジアの国にもよく行きますが、このスタイルのアイスはフーコック島でしか見たことがありませんのでお見逃しなく。
フーコック島おすすめ料理番外編④常夏の国の定番ドリアン
フーコック島にもフルーツの王様ドリアンは健在です。1つまるまる買っても1000円程度なので破格の値段だと思います。といえども1つまるまる食べきれるかは疑問ですが、注意したいのが、大抵のホテルでは持ち込み禁止なので、食べきれる量を購入してください。
屋台では切り分けてあるものも買えるので、他のフルーツと合わせて買って少しずつベトナムフルーツを楽しむのがおすすめです。食べ合わせが悪いのでドリアンを食べながらビールは絶対飲まないようにしてくださいね。
今回紹介した料理はDinh Cau Night Marketで食べたものです。
Dinh Cau Night Marketの体験記
16:00頃からレストランはオープンするところが多く、夜遅くまでにぎわっています。筆者はFusion Resort というホテルに滞在しましたが、無料のシャトルバスが毎晩夕食の時間に合わせて運航していたので、毎日マーケットで夜ご飯は食べていました。
いろんなレストランに行きましたが、ちょっとずつ味付けが違って1週間飽きるどころか、最終日には名残惜しさすら感じます。マーケットでは海鮮ばかり食べていましたが、ベトナムといえばフォーや生春巻きが有名です。
筆者はホテルが朝食付きで朝食ビュッフェで食べられるのであえて市場では頼みませんでしたが、本場のフォーや生春巻きはやはり美味しかったです。ベトナムに来て驚いたことが、日本人以上に生野菜をしっかりと食べることです。大抵の料理には生野菜が添えてありますし、麺類を食べるときには別皿でパクチーやミント、もやしそしてグリーンの野菜が食べきれないほどどっさりです。お腹はいっぱいになるものの、体に優しい食事で気のせいか肌あれも治ったきがしました。
マーケットは夜しか開いていないのでお昼は現地のレストランにふらっと立ち寄ることが多かったのですが、多くのレストランは海の上に木組みで作られていて、食材は海で保存するスタイルが多くどこに行っても新鮮な海の幸が食べられました。フーコック島にいくと時間もゆっくりながれいい意味で過去にタイムスリップしたような不思議な感覚になります。
北部は欧米企業がリゾート地やカジノ、テーマパークをどんどん建設している最中なので、この数年で急激に変わっていくのだと思いますが、こうした現地の方の昔ながらの生活に触れるのも海外旅行の楽しみの一つであるので、この文化は守っていってほしいなと感じるとともに、これから、どんどん発展していくフーコック島が楽しみでもあります。
とりあえず今は物価がとにかく安く、2人でお腹いっぱい新鮮な海の幸を食べても3000円程度です。フーコック島を旅行するなら今がチャンス。これから絶対人気が出てくる島なので、知名度が低い今が狙い目です。1年中気温も温かいので旅の計画も立てやすいのではないでしょうか。
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