誰もが1度は憧れる街ニューヨーク 。
世界で最も華やかな年越しカウントダウンが開催されると、年末年始である真冬のニューヨークに観光に行かれる方も多いのではないでしょうか。しかし真冬のニューヨークは最低気温がマイナス10℃、体感気温にするとマイナス20℃にもなることがあるほど極寒の街。ベストシーズンと呼ばれる春や秋に比べて真冬の観光はなかなか厳しいのが実状です。
そこで今回は冬のシーズンだからこそ楽しめるスポットなど、極寒のニューヨークを楽しむためのスポットをご紹介していきます。
ニューヨークの街並み
ニューヨークに限ったことだけではありませんが、アメリカは街を歩いているとそこらじゅうにアメリカ国旗があって愛国心を感じます。車社会なだけあって道路も広々としていますが路上駐車が当たり前に行われているので混み合った印象です。
夜はとにかくキラキラとしていて目移りしちゃうほど可愛らしい街並みに変身します。
特に冬の時期になるとクリスマスツリーやリースなどの華やかな装飾で溢れ、キラキラと輝く街並みはとても美しいです。
ティファニー本店
ニューヨークにきたらここに来ることは外せないですよね。日本よりもお安く手に入れることが出来ると多くの日本人を見かけました。ティファニーのクリスマスツリーはオーナメントもティファニーカラーで統一されていてとても豪華で可愛らしいです。
ちなみにこの建物は奥のエレベーターで上階にいけるようになっていて、ティファニーで朝食をでお馴染み、朝食のメニューがありるレストランを併設していました。時期にもよりますが2週間以上は予約で満席の場合もあるので、お早めのご予約をおすすめします。
times square タイムズスクエア
マンハッタン・ニューヨークの中心部として知らない人は居ないであろうタイムズスクエア。華やか過ぎる繁華街には世界各国から観光客が後を絶えません。世界最大のニューイヤーズイベントと呼ばれるニューイヤーカウントダウンもここ、タイムズスクエアで行われるので年末シーズンは特別ステージが設置され、1年で最も活気に溢れます。
タイムズスクエアの様子
高層ビルには巨大な看板がところ狭しと貼りつくされ、人々が足早に行きかう様はまさに世界の交差点と呼ばれる由縁です。
GAPやディズニーストアなど日本でもお馴染みのお店がたくさんありますが、かなりの大型店なので日本とは違う商品が多く楽しめます。M&M’sなどの大型店舗もアメリカ感があり人気です。
Yellow Cabイエローキャブ
映画やドラマでもよく見る光景のひとつであるのがその名の通り黄色いタクシー。車社会のニューヨークならではと思うほどそこらじゅうを走っています。ニューヨーカーになりきってタクシーに乗るだけでも楽しそうですよね。
極寒の中の観光は想像以上に過酷なものとなります。観光中に1度乗ってみるのも楽しい経験になるかもしれませんね。
夜の街並み
眠らない街ニューヨークと知られるにふさわしく、深夜になっても驚くほど明るいネオン街。どこもかしこも目を細めたくなるほどきらきらと輝いています。
Broadway musical ブロードウェイミュージカル
タイムズスクエアを満喫する上で欠かせないのがブロードウェイミュージカル。
当日券を購入することもできますが、事前にチケットを予約しておくのがスムーズでオススメです。席や公演によって値段もまちまちですが公式サイトでは58ドル~164ドルで販売しています。オンラインで送られてくるバウチャーを会場のチケット交換場所にて交換すると紙倍内のチケットを貰うことができます。このとき身分証が必要になりますのでお忘れなく。
筆者は大人気ミュージカルのアラジンを鑑賞しました。人気のショーということもあって10分前にも関わらず外にはたくさんの人。チケット売り場の前にはキャンセル待ちの人もいるようです。会場内はモダンな雰囲気が漂いその場にいるだけでも興奮してきます。
The New York Public Libraryニューヨーク公共図書館
大理石でできているライオン像が特徴のこちらの建物はなんと図書館。図書館には思えないほど豪華な装いで観光スポットとしても有名です。ライオン像の首にリースが飾られるのも冬だけのお楽しみです。
Grand Central Station グランド・セントラル駅
ニューヨークの三大ターミナルの中でも最大といわれる主要駅です。大きな彫刻ビルで正面に飾られている大時計はティファニー製のガラスが使用されており、これが駅だとはまさに驚きの華やかさがあります。とにかくとても規模が大きくて広い駅構内。
ニューヨークが舞台の映画でよく起用されるスポットです。
この時期は駅構内もクリスマスリースなどの装飾が施されます。
構内にはシャンデリアが吊るされていて、床は大理石となんとも豪華な造りになっています。オレンジベースのライトでクラシックな雰囲気が漂いますね。
インフォメーションに設置された時計は、なんと各面がオパールでできています。どこからどこまでも華やかな構内は、切符売り場ですらとってもかわいくて絵になるので、電車を利用しなくとも観光地として訪れる観光客が多いそうです。
駅内にはカフェやパン屋さんなどもあり、フリーワイファイも通っているので休憩にもいいスペースですよ。
The Empire State Building エンパイア・ステート・ビルディング
ニューヨークの夜景を一望する上で必ず訪れたいのがここ、エンパイア・ステート・ビルディングです。 キングコングの舞台としも有名なこちらの超高層ビル
とにかく美しい夜景に思わずうっとりしてしまいます。
なんと深夜2時まで営業しているので、たくさん行きたいところがあって時間がない!と言う方でも安心ですね。
展望台は86階と102階の二箇所があり、どちらに行くかで値段も違います。86階のみの場合は大人32ドル。86階と102回の両方の場合は大人52ドルです。当日チケットもすぐに買えるの旅行のプランに合わせて選んでみて下さい。
Statue of Liberty 自由の女神
ニューヨーク観光のメインと言っても過言ではないのがこの自由の女神。ニューヨークのシンボルとして世界中の人が知っていますよね。船のチケットは当日、もしくはオンラインで前日でも予約することも可能です。
しかし王冠展望台に上りたい方は1、2ヶ月前からの予約が必要とのことなので要注意です。
想像よりもしっかりした船に乗り込み出発します。デッキからはニューヨークの街並みを見渡すことができました。デッキには暖房もしっかりと完備されていますが、外の冷たい空気が身にしみます。防寒具は忘れずに持参しましょう。
数十分経つと現れるのが自由の女神像。実際は距離感的にも少し遠くなってしまうので、想像よりも小さい印象を受けますが、写真で撮る分には十分な距離感です。
チケット
筆者は船から見るだけのチケットを前日にオンラインで購入しましたが観光プランによってチケットがあり値段もそれぞれ異なります。メインチケットとしては下記、
・RESERVE TICKET:リバティ島やエリス島に上陸のみのチケット大人18.5ドル
・PEDESTAL RESERVE TICKET:リバティ島、エリス島の上陸+自由の女神の台座まで入れるチケット 大人18.5ドル
・CROWN RESERVE TICKET:リバティ島、エリス島上陸+自由の女神の王冠まで入れるチケット 大人21.5ドル
などがありますがそのほかにも様々なオプションの付いたチケットやツアーなどがあるのでお好みのプランを探して事前に予約しておくことをおすすめします。
Central Park セントラルパーク
こちらも数々映画の舞台になっており人気の観光スポット。真冬の園内には雪がかなり残ってますが、雪化粧がとてもきれいです。訪れる時期によって四季折々たくさんの植物が楽しめるのも魅力のひとつですね。
とても広い園内にはたくさんの観光スポットが点在しているので筆者のおすすめをいくつかピックアップしていきます。
ザ・レイク
ぜったいに欠かせないスポットといえばこの橋。日本でも有名な映画スパイダーマンや海外ドラマグリーにも登場します。ただ残念なことに真冬の時期に行くと湖は凍って雪に埋もれていまっています。
夏はボートのレンタルなどもしているそうなので違った楽しみ方ができますね。
ストロベリーフィールズのイマジン碑
かの有名なビートルズ・ジョンレノンの記念にニューヨーク市が捧げた記念碑です。現在でも多くのファンが集いお花やろうそくが手向けられており、誕生日や命日などではこの記念碑も周りで歌が歌われます。
ベルベドーレ城
石造りのとても可愛らしい外観、イタリア語ですばらしい眺めと言う意味を持つこちらのお城は、実際にお城の中にある螺旋階段を上ると展望台からセントラルパークを一望することができます。
広大な芝生に広がる雪化粧を見ることができるのもこの時期ならではです。
American Museum of Natural Historyニューヨーク アメリカ自然史博物館
セントラルパーク内にある最も有名な観光スポットと言えばこの自然史博物館。映画ナイトミュージアムの舞台としても知られるこちらの博物館には多くの観光客で昼夜問わず賑わっています。その規模の大きさにはとても興奮しました。
チケットは当日窓口で購入することもできます。入館料は大人23ドル。入館料+特別展示を1つ選べるとなると大人28ドル。
Brooklyn Bridge ブルックリンビレッジ
マンハッタンにある一番人気の橋と行っても過言ではないのがこちらのブルックリンビレッジ。ブルックリン側・ニューヨーク側どちらからでも渡ることができます。
徒歩で渡るには30分~40分ほどかかります。想像以上に長い橋はすぐ隣で車がびゅんびゅんと走っていることもありなかなか冷え込みますので防寒対策は万全にしておくことをオススメします。
夜景
ブルックリンビレッジでおすすめしたいのはこの夜景です。お昼とはまた違い、とても幻想的な景色を見ることが出来ます。
さすが眠らない街ニューヨーク。ブルックリン側からニューヨークの輝くビル群を一望できます。冬はさらに気温が下がり、体感気温もぐっと下がるので冷え込みがとても寒いですが空気が澄んでいて夜景もよりきれいに見ることが出来ますよ。
ブルックリン側から橋に向かうまでの景色も十分にきれいなので、寒さに耐えながら散策する価値ありですよ。ぜひ一度は訪れてみてほしいスポットです。
Brooklyn ブルックリン
ニューヨーク側から橋を渡るとブルックリンに到着。まるでヨーロッパかのような外観の建物が多く、全体的にモダンな雰囲気が漂います。お洒落な雑貨屋さんやセレクトショップなども多く存在し、スタイリッシュな若者に人気の街です。
カフェやレストランなど小洒落たお店も多いので歩き疲れたり、寒さをしのぐ為にカフェめぐりをするのも楽しいですね。お買い物しながらゆっくり進んでいくのがたのしい街です。ペットを連れるニューヨーカーも多く、ペット可なショップが多いのも特徴です。
Brooklyn Bridge Park ブルックリンビレッジパーク
その名の通り、ブルックリンビレッジを一望できる広場になっているこの公園。良い写真が撮れるため多くの人で賑わいを見せます。 ウェディングフォトなどの撮影も頻繁に行われています。
夜景
もちろん忘れてはいけないのが夜景です。ブルックリンビレッジもライトアップされているので橋の上からは夜景、公園からはライトアップを楽しむことができますよ。
特に冬の雪が積もる時期には芝生が雪化粧で真っ白になるのでよりライトアップが輝いてみることが出来ます。
Jane’s Carousel ジェーンズ・カルーセル
公園内にあるクラシックかつ豪華なメリーゴーランド。こちらは公園内で唯一の屋内施設となっているので公園で凍えた体を温めるのにもちょうどいいです。日中は主に子連れの家族層で賑わいます。
The metropolitan museum of art メトロポリタン美術館
世界三大美術館として有名なこちらの美術館。極寒のニューヨークは10分外を歩くのもやっとなので屋内施設でまったり観光をする時間もとても大切です。価格改定は行われるまでは入館料がなんとSuggested Amountと言う任意システムだったため、極端な話、1セントからでも入場することができました。驚きです。2018年3月からは正式に価格改正が行われ大人1人25ドルの入場料になっております。
驚くほど広い館内にはびっしりと有名な芸術家の作品が並んでいます。
フェルメール、ゴッホ、モネ、ピカソなどなど、美術品にまったく詳しくない筆者ですら聞いたことのある有名な芸術家たちの名前の作品には興奮します。
ティファニーの創始者の息子さんの作品もあり、特別美術が好きというわけではない人でも楽しむことができると思います。
ステンドグラスがとってもきれいでした。館内には案内係が常駐しているほどで、ゆっくり作品を堪能しながら周ると1日かかるのではないかと思うほど広いです。時間に余裕を持って観光プランに入れておくことをお勧めします。
Rockefeller Center ロックフェラーセンター
ニューヨークの冬の名物と言えば、ロックフェラーセンター前に設置される圧巻の巨大クリスマスツリー!!大きさはもちろんのことながらそのカラフルな色使いがとにかく華やかでうっとりしてしまいます。
点灯式は毎年世界中で放映されるなど、地元の人からも愛されている有名な冬の観光スポットの定番です。ちなみにお昼に見たときのツリーはこんなかんじで素敵ですが、やはり夜になってからをオススメします。
多くの映画などでで撮影に起用されるこのツリーは世界的にも有名なのでこの時期は多くの観光客で埋め尽くされます。
毎年12月〜4月の間、この下にはスケートリンクが特設設置され、アクティブに楽しみたい観光客はもちろん、地元の方でいっぱいになります。深夜0時まで営業しているので、この美しい夜景やクリスマスツリーを見ながら氷の上を滑れるだなんてまるで映画のワンシーンを再現している気持ちになれますね。周りの装飾たちもとてもキュートです。
Saks Fifth Avenue サックス・フィフス・アベニュー
ロックフェラーセンター前で行われるプロジェクションマッピングもこの時期の名物です。毎年違うテーマで華やかかつ美しいクリスマスの装飾が施されます。
一面に映し出される美しい投影が素敵過ぎて見とれてしまいますね。
音楽に合わせてさまざまな姿をみせてくれて、まるで夢の国に居るかのような気持ちになりました。さすがのアメリカ、なにをするにも規模が大きいです。
St. Patrick’s Cathedralセント・パトリック大聖堂
ロックフェラーセンターのすぐ近く、5番街の中心にそびえ立つ迫力満点のこの教会。
近代的なビル群の中にぽつんと現れるゴシックリバイバル様式の建物は異色を放ち、その美しい外観から多くの映画の撮影地としても起用され、昼夜問わず観光客で溢れます。夜はライトアップされているので彫刻がより映えますが、聖堂内の美しいステンドガラスを見たい方は太陽光のあるお昼に行くことをお勧めします。見事な輝きに目を奪われます。リースが飾られるのはこの時期だけなので見ものです。
Westfield World Trade Center ウェストフィールド・ワールドトレードセンター
マンハッタン最大のショッピングセンターと呼ばれているだける広々とした造りのショッピングモール内には、有名ショップはもちろん飲食店も充実しており130店舗余りものショップが入っています。白を貴重とした内装はとても美しく写真スポットとしても有名です。
地下鉄と直結になっているので利便性もあり週末は観光客だけではなく地元の方も多く集まります。
冬のシーズンは気温が氷点下にもなるニューヨークでは屋内施設も欠かせませんね。
Lower Manhattanロウアーマンハッタン
Wall Street ウォール街
世界の金融の中心として知られるこのウォール街は金融街とも呼ばれ、オフィスがたくさん立ち並びます。冬の観光はタクシーや地下鉄をうまく利用する必要があります。ニューヨーカーになりきって地下鉄を利用してきてみるのも楽しみ方のひとつです。
New York Stock Exchangeニューヨーク証券取引所
ウォール街といえばやっぱりここ、ニューヨーク最大の取引証券所。とっても立派な建物で、とても大きな星条旗も目印となっています。
Federal Hall フェデラル・ホール
ウォール街の中心にそびえたつこちらの歴史的建造物はジョージワシントン元大統領が就任演説を行ったことでも有名です。平日は無料で館内を見ることが出来ます。
Trinity Church トリニティ教会
ニューヨークで最も古い教会と言われているのがこちらのトリニティ教会。
ステンドガラスがとても美しいですね。教会の奥には小さな美術館が併設されていて、こちらも自由に鑑賞することができます。
Spring St スプリングストリート
なんとなくレトロな建物がたくさんあるとても可愛らしい街並み。あたり一体はショッピング&レストランの宝庫となっており、とにかくものすごい数のカフェやレストランが立ち並んでいます。真冬の観光は本当に寒さとの戦いとなるのでカフェなどでゆったり暖を取りながら楽しむことをおすすめします。
こんなにも大きな氷柱ができるほど寒い中歩いて観光するのはなかなか根気が必要です。ぜひお洒落なカフェでニューヨーカーのごとくコーヒー休憩を楽しんで下さい。
9/11 Memorial & Museum 911 メモリアルミュージアム
かつてワールドトレードセンターがあったそれぞれの跡地には、まるで滝のような慰霊碑があります。そのすぐ隣にあるのが911 メモリアルミュージアム。チケットは事前予約もできますが当日購入も可能です。おとな24ドル。
お金を払ってでも見るべきという声が高いこちらは、様々な展示物が時系列に沿って展示されています。慰霊碑には今でも多くの花が手向けられています。
ZABAR’S ゼイバーズ
出典:Google マップ
地元の人に大人気のスーパー。ニューヨークの老舗スーパーとも言われていて多くの映画などにも登場する高級スーパーマーケットです。食料品はもちろん日用品も、とにかく品揃えが豊富なスーパーで、セイバーズオリジナルの商品もたくさんあります。
出典:Google マップ
中でもこちらのオリジナルのショップバッグはお土産に大人気。
出典:Link-USA
アメリカのスーパーのエコバックはTrader Joe’s トレーダージョーズが有名ですが、あまりにも人気で知られすぎているのでお土産被りがいやだなと言う方にはまだ日本にはあまり知られて居ないゼイバーズのショップバッグをおすすめします。
いかがでしたか?
見どころたっぷりの街ニューヨーク。クリスマスが終わっても冬のシーズンの間はクリスマスツリーやリースなどの装飾で街中がきらきらと、一段と華やかに輝く時期です。日本のようにすぐに片付けをしないのでご安心ください。体感気温がマイナス20℃の中の観光はなかなか根気が入りますが、極寒の中でも、冬のこの時期ならではの観光の楽しみ方がたくさんあります。こちらの記事を参考に、ぜひ冬のニューヨーク観光も楽しく乗り切ってみてください。