豪華客船の旅、誰もが一度は憧れるものですよね。豪華客船と言っても世界にはたくさんの種類があります。日本には飛鳥Ⅱという豪華客船がありますよね。ですが、今回はアメリカのロイヤル・カリビアン社が所有する、世界最大の大型豪華客船アリュール・オブ・ザ・シーズをご紹介したいと思います。
アリュール・オブ・ザ・シーズとは?
アメリカ、ロイヤル・カリビアン社のアリュール・オブ・ザ・シーズは、同社が保有するオアシス・オブ・ザ・シーズの同型船です。どちらも世界最大の大きさを誇り、おそらく世界で最も豪華なクルーズ船でしょう。大きさは全長361メートル、横幅65メートル、高さも70メートルあり、旅客定員は最大で6000人を超える、名実ともに世界最大です。全長360メートルということは東京タワーを横に倒したよりも大きいというわけですから、その大きさが想像できるかと思います。もしかしたら大きすぎて想像できないかもしれませんね。
どんなクルーズがあるのか?
アリュール・オブ・ザ・シーズを保有するロイヤル・カリビアン社でのクルーズは、今回紹介するカリブ海クルーズだけではありません。アジアやハワイ、オセアニアに南米にヨーロッパなど様々なところでクルーズ船が運行されています。クルーズの日程も4泊5日くらいの短めなものから2週間もかかる長いものまであります。
例えば7泊8日のカリブ海クルーズに4泊5日のマレーシア・プーケットクルーズ、スペインからアメリカへの大西洋横断クルーズなんてものまであります。どれも面白そうですよね。大西洋を豪華客船で横断なんてすごくロマンがあると思います。
クルーズ旅行の値段も気になるかと思いますが、カリブ海クルーズを例にとると7泊8日で約25万円かかります。ただ、これは2名分の料金なので、一人あたりは12~13万円程度となります。想像していたよりは安いと思いませんか?筆者は最初一人で20万円くらいかかると思っていましたが、案外豪華客船のクルーズ旅行というのも手が出せるものなんです。
東カリブ海クルーズの寄港地①ナッソー
さて、ここからは東カリブ海クルーズの寄港地を紹介していこうと思います。クルーズ旅行はずっと船に乗っているというわけではなく、途中途中でいくつかの寄港地に寄り、その街を観光することもできるんです。ここでは東カリブ海クルーズの代表的な寄港地を三つほど紹介していきます。
最初に紹介するのはバハマのナッソー。ナッソーは西インド諸島にあるバハマの首都で、1年を通して温暖な気候、きれいな海があることからダイビングなどの人気も高い街です。また、ナッソーといえば海賊ですよね。パイレーツ・オブ・カリビアンと名前にも着くようにカリブ海、特にナッソーは海賊がたくさんいたという歴史があります。ナッソーにはパイレーツオブナッソーミュージアムという海賊の博物館があり、当時の海賊たちに関する様々な展示や資料を見ることができます。当時は本当に海賊がいたんだ、と実感できる施設になっています。
また、海もとてもきれいなので、寄港した時間を利用してビーチに泳ぎに行ってみてもいいかもしれませんね。
東カリブ海クルーズの寄港地②サンファン
次に紹介する寄港地は、プエルトリコの首都サンファンです。世界中からセレブが集まるカリブ海屈指のリゾートですね。サンファンの旧市街にあたる場所は、白やピンク、黄色や水色などパステルカラーの家々が並び、とても可愛らしい雰囲気を出しています。南米や南欧のような雰囲気、というとイメージしやすいでしょうか?たくさんのお土産屋さんやカフェ、レストランが並んでおり、眺めながら歩いているだけでも楽しくなってしまいます。
また、ここサンファンにはあのバカルディのラム工場があります。寄港している間にラム工場の見学に行くこともできるので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか?バカルディオリジナルグラスでオリジナルカクテルもいただけで、グラスもお土産にもらうことができますよ。
そして、サンファンといえばもう一つ忘れてはならないものがあります。それがサン・フェリペ・デル・モッロ砦、簡単にエル・モロ要塞とも言われます。1589年に作られたこの要塞は、当時のカリブ海にいた海賊や列強の国々から街を守るために作られました。使われていた当時は400以上もの大砲が設置され、要塞の内部も迷路のようになっており敵の侵入を阻んでいたそうです。それだけ当時の海賊や他の国々は脅威だったんですね。
東カリブ海クルーズの寄港地③セント・トーマス島
次に紹介するのは自然あふれるカリブ海の島、セント・トーマス島です。非常に起伏の多い島で、島を見渡せる高台が多いのも特徴の一つとなっています。主要な寄港地の一つで年間に150隻ものクルーズ船が寄港しています。
このセント・トーマス島で一番高い山はマウンテン・トップ。頂上からは世界で最も美しいビーチの一つとされるメーゲンス・ビーチを見下ろすことができ、絶景が広がっています。そこから見るビーチの美しさは、まるで水色のゼリーのようで、水面がキラキラと輝いて宝石をちりばめたかのようです。また、マウンテン・トップはバナナダイキリ発祥の地と言われ、こちらもぜひ飲んでおきたいですね。
もう一つ行って欲しいのがマウンテン・トップから見えるメーゲンス・ビーチ。入場料はいくらかかかってしまいますが、そのビーチの美しさは本物です。トイレやシャワー、更衣室なども完備されており、とても快適に過ごすことができのんびりとリラックスすることができますね。世界でもトップクラスの美しさを誇るビーチでシュノーケリングやカヌーを楽しむこともできますよ。
船内での楽しみ方は?
さて、先ほどまでは寄港地の紹介をしてきましたが、ここからは船内での楽しみ方を紹介していきます。むしろクルーズ旅行のメインはこちらと言えるでしょう。ロイヤル・カリビアン社のアリュール・オブ・ザ・シーズには船内にも多くのアクティビティがあり、その量は8日間あっても遊びつくせないくらいです。
例えば船内に設置された野外ステージおよび屋内ステージでは毎日のようにショーが行われていたり、船上にあるプールで泳ぐこともできます。船上サーフィンや船上ロッククライミングに、カジノなどなど、何でそれが船上に?と思うものまであります。
そしてこれだけ大きな船なので、その船自体が観光地のようになっており、普段は行くことができない場所も案内してくれる、船内探検ツアーなども用意されています。クルーズ旅行を隅々まで楽しむのなら、参加してみるのも良いと思います。
どんな部屋があるの?
豪華客船といえば、やっぱり自分達が過ごすことになる部屋も気になりますよね。アリュール・オブ・ザ・シーズにも様々なタイプの部屋があり、海に面していて2階建てになっているとんでもなく豪華な部屋から、内側に窓が着いていて部屋もそんなに広くない小さめで比較的お手軽な部屋まであります。
部屋に関しては旅行の目的によって変えるのがいいでしょう。とにかく部屋でくつろいで優雅な時間が過ごしたいのであれば部屋を豪華にしてもいいですし、とにかく船内で色々遊びたいならば部屋は小さめにしておいたり。
でも、どちらにしてもすごく楽しいことには変わりありませんね。
船内での食事は?
最後はアリュール・オブ・ザ・シーズでの食事についてです。船内にはたくさんのレストランがあり、そこでの食事は基本的に無料となっています。というのも、料金は全て先払いになっているため、いちいち支払う必要がないからです。チップはいくらか必要になりますが、それは文化ですししっかり払ってくださいね。
また、アリュール・オブ・ザ・シーズにはイタリア料理やステーキなどの各種専門のレストランがあります。こちらはさらにワンランク上の食事を楽しむことができますが、追加料金が必要になってきます。100ドル事前に支払うことでそれらのレストランを4回利用できるなどのサービスもあり、これらをうまく利用して食事を楽しめるといいですね。やっぱり多少追加料金が必要になってしまっても、せっかくクルーズ船での旅行ならばそういったレストランも利用した方が思い出にもなるとおもいますよ。
最後に
世界最大の豪華客船アリュール・オブ・ザ・シーズ、いかがでしたか?誰もが一度は憧れるであろう豪華客船の旅、案外手が届くものなんです。ぜひ次の旅行では検討してみてはいかがでしょうか?