イタリア・ローマの世界遺産を地下鉄で周るモデルコース

 

1・ローマの世界遺産

ローマの世界遺産

ローマにはたくさんの有名な世界遺産があります。

  • コロッセオ
  • フォロ・ロマーノ
  • トレヴィの泉
  • スペイン広場
  • パンテオン
  • サン・ピエトロ大聖堂
  • バチカン市国
  • その他

この中で今回筆者は、弾丸1日で、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、トレヴィの泉、スペイン広場、バチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂に、タクシーは使わず、全て地下鉄と徒歩で周りましたのでみなさまにもモデルコースとしてご紹介いたします。値段も断然安く、時間も短く済みます。しかし、地下鉄はスリやジプシーも多いので油断は禁物です!荷物は前!を徹底しましょうね。

フィウミチーノ空港からローマ・テルミニ駅まで行き午前中に到着!そこから観光スタートです!地下鉄・トラムの乗り方や切符の購入方法などはこちらの方が分かりやすくまとめてありましたのでご覧ください。

 

2.世界一小さい国?バチカン市国

世界一小さい国?バチカン市国

まず向かったのはバチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂。世界一小さい国で知られるバチカン市国。面積は0,44㎢ほど。比較するならば、ディズニーランドの面積が0,465㎢でUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)が0,39㎢です。国一つの大きさがこれですからやはりだいぶ小さいのが分かりますね。そのバチカン市国の中にあるのがサン・ピエトロ大聖堂です。こちらはキリスト教の最大宗派であるカトリック総本家で世界中から信者が参拝に訪れるそうです。

 

行き方:地下鉄A線のオッタヴィアーノ(ottaviano)駅で下車。サン・ピエトロ広場入り口までは徒歩で10~15分程。駅からは、歩道にサン・ピエトロ方面の矢印も出ていますし、観光客の人が同じ方向に向かって行きますので流れにのってしまえば到着します。

 

こんな街並みを眺めながらぶらぶら歩きます。特に入り口らしい入り口もなく簡易的な門を抜けるとサン・ピエトロ広場に到着です。11時頃でしたが広場に人はそんなにおらず、みんなサン・ピエトロ大聖堂に入場するために並んでいました。

今回は中に入っていませんが、サン・ピエトロ聖堂はただの観光スポットでなく、信者にとって神聖な場所なため、服装にも気を付けなければいけません。

ショートパンツやランニングなど過度な露出と思われる格好は、入場を拒否される場合がありますので気を付けましょう。近くにはバチカン美術館もありますのでお時間がある方は寄ってみるのもいいかと思います。

詳細情報:サン・ピエトロ寺院

開館時間:07:00~18:30(10月~3月)/07:00~19:00(4月~9月)

入場料:大聖堂 無料

ドーム 5ユーロ(階段利用)/7ユーロ(エレベーター利用)

3 あの映画でも有名な場所!スペイン広場とトレヴィの泉

スペイン広場とトレヴィの泉

バチカン市国を出て次に向かったのはスペイン広場とトレヴィの泉。スペイン広場といえば映画「ローマの休日」に使われた有名な階段があり、50年以上経った今でも多くの観光客が集まる場所です。

 

行き方:

地下鉄A線スパーニャ(spagna)駅で下車。南出口まで長いトンネルを歩き、抜けるとすぐにスペイン広場です。

 

ここもまた迷う余地なし。人の流れにのっていけば心配ありません。この日はさほど人もいませんでしたが、週末などは人でごった返していて、階段に座ってのんびりしている人も多いので写真も撮れないほどだとか。ここで人がいない隙にパシャパシャ写真を撮り、徒歩でトレヴィの泉に向かいます。

ジェラート屋

途中道に迷うかと思いますので、ジェラート屋さんを見つけ食べながら気楽に向かうと良いかと思います。本来だと約10分程でつくようですが、筆者は1時間弱かかりました。歩いていくとだんだん人だかりが見えてきます。そわそわしながら抜けるとやーっとトレヴィの泉到着です。本当にすごい人で前まで行くのが大変です。

根性で一番前まで行き定番のコインを投げてきました。いつだれが始めたか定かではないコイン投げですが、正しいコインの投げ方と投げる枚数によって意味が違うようなので覚えておくとよいかもしれません。(一回目に行った時にガイドさんに聞きました)

コインの投げ方

  • 右手にコインを持ちます。
  • トレヴィの泉を背中に向けて立ちます。
  • 自分の左肩越しにコインを投げます

コインの枚数

  • コイン一枚:ローマにもう一度戻ってくることが出来る
  • コイン二枚:大切な人とずっと一緒にいる事が出来る
  • コイン三枚:嫌な人と別れる、離れる事が出来る

筆者は一枚投げてきました。またローマに行けますように。。ちなみにトレヴィの泉に投げ入れられたコインは市の職員が回収し、寄付されているようです。一体いくらほどの金額になるのやら。

スペイン広場、トレヴィの泉どちらも入場時間や入場料等なく自由に観光できます。おすすめは早朝の空いている時間帯です。お昼から夕方にかけて観光客がたくさん訪れる観光スポットです。人混みに紛れてカバンや財布をスラれる事も多いようなので写真を撮る際も注意してくださいね。また写真を撮ってあげるよ、なんて気軽なお誘いにはご注意ですよ。カメラや携帯をそのまま取られた、なんて話はまれではありません。とはいえ行く価値大有りな観光スポットなので、ご自身で注意しながら訪れてみてください。

ピザ

4 ローマのシンボル!コロッセオ

ローマのシンボル!コロッセオ

遅めの昼食をとり、コロッセオに向かいます。この頃にはもう夕方になっており、入場は諦め外観を見るだけにしようと思っておりました、、コロッセオは約2000年前、古代ローマ時代に建てられた闘技場で今は世界遺産に登録されています。昔は多くの戦いがここ、コロッセオで行われており、多くの血が流された場所です。

ローマのシンボル!コロッセオ

行き方:
トレヴィの泉の最寄駅であるバルベリーニ(barberini)駅からテルミニ(termini)駅まで行きそこで地下鉄B線に乗り換えます。地下鉄B駅のコロッセオ(colosseo)駅で下車。降りたらすぐ目の前にコロッセオがあります。

その時の感動といったら。コロッセオの中に入るのにものすごい行列でしたが、時間もギリギリ間に合い入れそうだったので並ぶ事に。

詳細情報:コロッセオ
休館日:1月1日、5月1日、12月25日
入館料:12ユーロ(フォロロマーノ・パラティーノの丘と共通)
インフォメーション:+39.06.39967700

せっかくなのでフォロ・ロマーノも観光できるチケットを購入して、いざコロッセオ内部へ。

筆者は並んでチケットを購入しましたが、予め、WEBサイトでチケットを予約購入しておくと、並ばずに入れてスムーズですよ。割りと急な階段を上り観客席だった場所に辿り着くとコロッセオ内が見渡せます。観客席もほぼ残っておらず、戦いが行われていたと言われるアリーナは、現在ほとんどなく石や建築材料がむき出しになっていました。この場所で多くの人が娯楽目的で殺し合いを見ていたそうです。それを聞いた後で眺めると、また違った感情を持ちますね。

一周ぐるっと周り外に出ると、剣闘士の格好をしたコスプレイヤーがたくさんいます。一緒に写真を撮ろうとするとお金をせびられるので要注意です。

そのまま徒歩で隣にあるフォロ・ロマーノに向かいました。コロッセオ、フォロ・ロマーノに訪れる際にはスニーカーや歩きやすい靴を本気でおすすめします。坂や結構距離もあり筆者はサンダルで行ったので、正直しんどかったです。

フォロ・ロマーノとは「ローマの公共広場」という意味でこの周辺が古代ローマ時代の街の中心だったようです。「賽は投げられた」と言った事で有名なカエサルがここで演説して、歴代の皇帝たちが凱旋した事でも有名な場所です。すべて周ろうと思うと40~60分はかかります。部分部分でその場所を説明する小さい看板もありますが、全て英語&イタリア語なのであらかじめ少し勉強してから行くといいと思いますよ。

ローマのシンボル!コロッセオ

5.さいごに

これら全て一日で周れた世界遺産です。もちろんもっとゆっくり観光出来たらよかったのですが。とは言え一日でこれだけ周れたのは大満足です。ローマは鉄道も発達していますし、有名な世界遺産が近くに密集していて周りやすいです。今回は全て地下鉄を利用しましたが駅を降りてからも看板が出ていたり、すぐに目的地に到着したりととても便利でした。値段も一回券で1.5ユーロ、一日券で7.25ユーロととても安く利用できます。今回乗ってみて時間も正確で、安全(油断は禁物)だったのでぜひおすすめします。

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