志賀島でお勧め観光スポットと絶品グルメ

志賀島は、金印が発見された島として有名ですね!神や博多駅周辺の喧騒から逃れて、バカンス気分で過ごせる志賀島の魅力を中心に、志賀島でお勧め観光スポットと絶品グルメをたっぷりお伝えします!

志賀島でお勧め観光スポットと絶品グルメ

チェック志賀島とは?

志賀島は博多湾の北にある、「海の中道」という最大幅2.5キロ、全長約8キロの巨大な砂州によって、九州本土につながっている、とても珍しい陸繋島。

志賀島の名称は、「対馬に近い島」がなまって「しかのしま」になったという説や、神功皇后が三韓征伐で新羅に向かう際に、従者に火を持ってくるように言ったところ、志賀島から火を取ってきて、近くの陸続きの島から持ってきた、と説明したため「近島」と名付けられたものが長い年月の間に変化して、「志賀島」になったという説も。

元寇である、1274年(文永11年)の文永の役では撤退する蒙古兵が志賀島で捕虜になり、1281年(弘安4年)の弘安の役では「志賀島の戦い」の舞台に。1784年(天明4年)に金印が発見されたとされています。

現在の志賀島には、志賀(しか)、弘(ひろ)、勝馬(かつま)という三つの集落があり、志賀と弘には漁港があって漁業が盛ん、勝馬には田畑が広がっていて農業が盛ん。

志賀島への交通アクセス

志賀島への交通アクセス

福岡市内から志賀島への交通アクセスは、船・車・電車・バス・タクシーです。

船:博多湾を渡る市営渡船がベイサイドプレイス博多の博多ふ頭から出ています。
約30分で志賀島渡船場下船

西鉄バス:天神中央有ゴン局前(18A)から志賀島小学校行きに乗り、志賀島バス亭まで約75分

JR:博多駅から約40分で西戸崎駅下車、西鉄バスに乗り継いで約10分

車:都市高速香椎浜ランプから海の中道大橋経由で約30分

タクシー
各タクシー会社の観光タクシーで志賀島一周などの企画があります。ジャンボタクシーを利用も可能。

チェック志賀島の楽しみ方

・サイクリング

レンタサイクルがありロードバイク・マウンテンバイク・キッズサイクルなどが借りられます。

・ハイキング

各観光ポイントにハイキングコースが設定されており、志賀島島内線で西戸崎駅前から勝馬まで移動しつつ、ハイキングを楽しめます。

・釣り

サーフフィッシングやリールを使っての釣りが可能。釣りのポイントは事前に十分に確認して、漁業の方の迷惑にならないように楽しみましょう。なお、海藻類・たこ・うに・貝類は採取禁止なのでご注意ください。

・ドライブ

景色を楽しむなら、やはり車がおすすめ。海岸線を走る爽快感は、格別。島内にはレンタカーがありないので、ドライブしたいと思われる方は事前に市内でレンタルしてくださいね。

チェック志賀島のおすすめ観光スポット

・金印公園

志賀島で発見された金印を記念した公園。能古島と向かい合う位置にある公園の入り口には、「漢委奴國王金光之処」と彫った記念碑が建っています。園内に志賀島を中心とした古代の地図や、郭沫若(福岡と関係が強かった中国の古代史家・文学者)の詩碑も。ここから眺める、能古島の景色は絶景なので、ビューポイントとしてもおすすめ。

・志賀海神社

海の守り神として古くから信仰されている志賀海神社は、「海神の総本社」や「龍の都」とたたえられており、伊邪那岐命の禊祓によって出現した綿津見三神(仲津綿津見神・底綿津見神・表津綿津見神)を奉斎している神社。

県指定重要文化財である、南北朝の「宝篋印塔(ほうきょいんとう)」、「万葉歌碑志賀島第1号歌碑」があり、その歌碑には「ちはやぶる鐘の岬を過ぎぬとも われは忘れじ志賀の皇神」と書かれています。

「波の恐ろしい鐘の岬(宗像市鐘崎)を過ぎてしまっても私は海の守り神である志賀の神様のことを決して忘れません」という意味。この歌からも、航海安全の神として篤い信仰をうけていたことがわかります。

境内を進んでいくと、鹿の石像があります。

鹿

出典:山野草、植物めぐり – Seesaa ブログ

この石像の横には、1万本以上の鹿の角が奉納されている「鹿角庫」(ろくろこ)があります。外からでも格子の間からぎっしりと鹿の角が並んでいるのを見ること可能。神功皇后が対馬で鹿狩りをし、その角を志賀海神社に奉納したことが「鹿角庫」の始まりとされています。

さらに、神功皇后が船に立てていた旗竿を社殿の西側の地面に挿したところ、それが成長して竹林になったという伝説も。この竹は、「長生竹」(ちょうせいちく)と呼ばれています。

ちなみに、志賀海神社に参拝する際には、変わった作法があります。用意されている御潮井(清め砂)を、左、右、左と軽くふり清め、手水舎で左手、右手、口の順に清めること

御利益は、子供守護・交通安全・健康長寿・家内安全・病気平癒・厄災祓除がありますが、海上守護や再生回帰の神などは志賀海神社らしい御利益といえます。

また、しきたりによって参拝を遠慮して欲しい場合(服喪期間の方、妊娠している方など)があるので、事前に確認されると良いでしょう。

なお、勝馬海岸から整備されている道を進んでいくと、石で固められた階段状の道があり、その先には志賀海神社の中津宮があります。

観光アドバイザー

近年は、パワースポットとしても注目されはじめました。

・潮見公園

志賀島の中央に位置する公園で標高は170m。博多湾や福岡市街、海の中道の外海と内海などを360度のパノラマ。見渡せる展望台があります。晴天の景色は気分が高揚するすばらしさです。

また、福岡市内の夜景も格別。新年には、立花山から昇る美しい御来光を見るために、多くの方が訪れます。バリアフリーになっていて、盲導犬の同伴も可能です。

・二見岩

志賀神社から右手に海岸線を進むと、岩場が多くなっていきます。その沖合に、二つ連なった岩があり、両方とも穴が開いています。これが「めがね岩」とも呼ばれる、二見岩。日本の絶景スポットランキングベスト100に選ばれているほど景色が良いことで有名。

また、志賀島独自の「浦島太郎伝説」が伝わっている場所。ざっくりとその伝説を説明しますと、『昔は、志賀島の志賀地区を「表」として礎鹿(しか)、勝馬地区を「裏」として浦島(裏島)と呼んでいたそう。

その浦島にいた太郎という若者が、魚釣りに行ったところ、荒波で傷ついた亀を見つけて介抱していました。ところが、急に大しけとなり、太郎は亀とともに大波にさらわれてしまい、翌朝になって浜に打ちあげられたそう。太郎は亀に乗って竜宮に行った、などと言うばかりでいっこうに回復しません。村長は太郎のいいなづけであった自分の娘の姫子を乙姫にして、太郎の言う話を現実のもののように演出したところ、太郎は正気に戻って、姫子とめでたく夫婦になった。というようなお話です。

一般に知られている浦島太郎とは少し違うお話ですが、ハッピーエンドで可愛いお話

・火焔塚

火焔塚

出典:livedoor Blog

1281年(弘安4年)、二度目の元寇の時に、元軍(モンゴル軍)の侵攻を知った高野山の僧侶たちが護摩を焚いて、博多湾に攻めてきた元軍の敗退を祈祷したといわれる場所に建てられています。

元軍が退散して高野山の僧侶たちが高野山へ帰る際に、不動明王の火焔形をとどめて行ったため「火焔塚」と呼ばれるようになったそう。

昭和18年に建てられた石板に『敵国降伏元寇史跡志賀島火焔塚由来鎮護国家撃敵法火の址』との題名。詳しくその祈祷の様子が記されており、社は小さく、階段や坂道を登るため、他のスポットに比べて訪れる人は少なめとのことですが、この場所から必死に祈祷した僧侶たちに思いを馳せてみるのも良い体験ではないでしょうか。

・下馬ケ浜

勝馬地区にある下馬ケ浜は、志賀島国民休暇村の眼前に広がる海岸。「志賀の海人は藻刈り塩焼きいとまなみ髪梳の小櫛取りも見なくに」という第10号万葉歌碑が建てられています。

「志賀の海人は海藻を刈ったり塩を焼いたりして暇がなく、髪を梳く櫛を手にとって見ることもない」という意味。身なりを整える暇もない志賀の海女を思って詠んだとされています。

下馬ケ浜から見える小さな島と鳥居は、志賀海神社の沖津宮。干潮の時には、歩いて渡ることが可能。女人禁制は残念ですが、岸の方から鳥居を眺められるでしょう。

下馬ケ浜から眺める玄界灘風景は、志賀島の絶景スポットの一つ。また、砂浜から釣りをするサーフフィッシングや、夏には、勝馬海水浴場として数多くの人が訪れるレジャースポット。

・金印の湯

湯

出典:ameblo.jp

下馬ケ浜の道を挟んで向かい側にある、休暇村志賀島内の志賀島温泉館には、日帰り入浴ができる金印の湯があります。

泉質は、ナトリウム・カルシウム・塩化物強塩泉。効能は神経痛・筋肉痛・冷え性・やけどなど色々な症状に効果があるそう。

この島で唯一の天然温泉からは、ゆったりお湯に浸かりながら玄界灘の絶景が見渡せる露天風呂があります。日帰り入浴は11時から15時(最終受付14時)、毎月第3火曜日はメンテナンスで休業なので、ご注意ください。

チェック志賀島のおすすめグルメ

・金印カレー

志賀島の新しい名物として、2013年に金印カレーができました。オリジナルで開発したスパイスを使って、各店がそれぞれ趣向を凝らしたメニューを提供中です。興味のある方は、金印カレーの食べ比べに挑戦してみて下さいね。

・生け簀料理店 魚処わき

わき

出典:ホットペッパーグルメ

お昼時は、駐車する場所がなくなるほど人気の地魚が楽しめるお店。店内にある生け簀には、水揚げされたばかりの魚が元気に泳いでいます。

メニューは、
親子丼(お漬物、お吸い物付き)800円
天丼(お漬物、お吸い物付き)1200円
刺身膳、天ぷら膳などの定食1,650円~2,800円
サザエつぼ焼きや活き造り、天ぷら、地魚の煮つけ、海鮮釜めしなどが揃ったコース1名4,000円~10,000円

などがあり、幅広い価格帯のお料理を選べます。

冬季には、珍しい「天然地物ひらめ鍋コース」(小鉢2品、お刺身しゃぶ、ちり鍋、雑炊、お漬物、デザート)6,300円なども。座敷席、テーブル席、個室が揃っていますので、気軽に食事したい方や、家族でゆっくりしたい方、会食にもおすすめのお店。毎週水曜日は定休日です。

・中西食堂

多くの著名人が訪れて残していったサイン色紙が、店内にたくさん貼ってある、「曙丼」(1,000円)で有名な食堂。曙丼は、よく来店していた元横綱の曙関の承諾を得て名付けたとのこと。新鮮なサザエが通常のサザエ丼の2倍入っていて、それを半熟卵でとじ、海老やわかめも入っている丼でボリューム満点。白みそのお味噌汁が付いてきます。

他のメニューは、
サザエ丼 600円
ちゃんぽん 550円
ボリュームちゃんぽん 650円
わかめうどん 550円
カレーサザエ丼 800円

・割烹旅館 浜幸家

割烹旅館ですが、食事だけでも利用可能。勝馬地区の郷土料理である「サザエ飯」を、「サザエ釜飯定食」として出しています。カツオだしで炊き上げた薄味の釜飯はサザエの風味。お刺身、モズク酢、小鉢、茶碗蒸し、お吸い物、デザートがついて2,150円。営業時間11時から19時までなので、他店のランチタイムを逃したときでも安心ですね。月曜日は定休日。

他のメニューは、
磯のグリーンカレー御膳 1500円
お子様ランチ 1080円
各種定食 2150円
会席料理3,000円~6,000円

・甘味処あいらん堂

休暇村志賀島が運営する、喫茶と軽食のお店。一面ガラス張りになっているので、玄界灘が一望できます。志賀島スパイシー金印カレーや茶そばなどの軽食と、あんみつ、ぜんざい、コーヒー、抹茶などがいただけます。

また、夏季限定の「しかくま氷」(1000円)も新名物として人気。「しかくま氷」には、手作り白玉・抹茶ゼリー・ほうじ茶ゼリー・バニラアイス・小豆が入っています。春休み、夏休みは連日営業ですが、その他の季節は平日休業など変則的な営業なので、季節によって営業日を確認した方が無難。

・キッチンしま

しま

出典:食べログ

人気の海鮮丼定食(1,100円はリーズナブルでボリューム満点。メニューの幅が広く、お子様から年配の方まで楽しめるお店。木曜日は定休日です。

おにぎり各種 150円
天ぷら定食 1,300円
えび天定食 1,000円
エビフライ定食 950円
ハンバーグ定食 850円
カレーライス600円

・志賀島海鮮レストラン遊

遊

出典:歯いさい! – てぃーだブログ

海の中道から志賀島に入ってすぐ。志賀島海水浴場から一番近い場所にあるレストラン。名物の、ごまだれでいただく海鮮丼(1,300円)は、6種から7種のネタがのったお得な一品。

各種魚介フライ定食 1,200円~1,300円
各種魚介定食 1,500円~1,800円
各種丼 1,200円~3,800円
お子様ランチ 900円

など、選択肢の多くて使い勝手の良いメニュー構成となっており、いずれもボリューム満点。男性でも満足できる量

50名での歓送迎会や忘新年会もできるキャパの大きさも、大人数で訪れる時には便利。11時から17時までの営業です。不定休なので、特に団体で訪れたい場合などは確認することをおすすめします。

・プラージュ

勝馬地区にあるオーシャンビューがすばらしいカフェ。海の幸のナポリターナ(1,340円)がおすすめ。魚介の美味しさがしっかりと味わえる一品。

他のランチメニューに、
ロコモコ丼 1,400円
ハンバーグカレー 1,300円
など。

テラス席もあり空気の匂いや日差しを感じながらランチを楽しめます。火曜日は定休日。

・ママドッグ

ツーリング中のライダーやドライブのお供に人気の、ママドッグ(550円)。ママドッグ以外に、フランクフルトを使ったパパドッグ(650円)、タピオカママティー(450円)など。ピンクのキャンピングカーでの営業です。11時から17時までの営業。不定休。

・金印ドッグ

志賀島名物金印ドッグ(550円)は、ホットドッグ専門店「やすらぎ丸」で販売されています。イカフライと一口ステーキが交互に並べられていて、マヨネーズとケチャップがかかっています。パンがさくさくしています。12時からの営業。台風や強風の時には休業しています。

チェック志賀島のおすすめ土産物

・一塩魚

まるで鮮魚のようなしっとりとした仕上がりの「一塩魚」(ひとしおぎょ)は絶品。一塩魚は、新鮮な魚に手作業で塩を振り、余分な水分を除いて身を締めた魚のこと。干していないため、水分が多く残っています。塩によってくさみが抜けており、焼くとふっくらとジューシーで旨味が強く感じらるでしょう。志賀島には、干物専門店がいくつもあるので、一塩魚以外にも、くつぞこなどの珍しい干物など、探してみるのもおすすめ!

・わかめ

わかめ

出典:ぐるたび – ぐるなび

福岡県では海藻が多く採れますが、志賀島の弘地区では、良質の天然ワカメがとれることで全国的に有名。わざわざ遠方から買いに来る方もいるほど。毎年2月下旬から、新物のわかめが販売されます。ワカメは、玄界灘の荒波にもまれて育つため、しっかりと肉厚に育ち、こりこりの歯ごたえ。とても美味しいと評判。

・サザエ飯の素

志賀島名物「サザエご飯」を自宅で簡単に作れる一品。季節によっては、持ち帰り用に販売されているサザエと一緒にサザエ飯の素を購入し、よりサザエいっぱいのサザエご飯を楽しめます。


志賀島の魅力についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

観光もレジャーも、一日中楽しめる志賀島には、万葉集で志賀島を歌った句は16首あり、句碑が設置されていますので、句碑めぐりという観点から楽しめます。

福岡へ来られた際には、色々な楽しみ方ができる志賀島にぜひお越しください!

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