神戸弁?神戸市民なら絶対共感する神戸あるある

他の地域からは「関西」と一括りにされる事が多いですが、京都・大阪・神戸はそれぞれ独自の文化を持ち、地元民はプライドを持っています。

とかく比較される事の多い三都市の中でも、神戸市民である「神戸っ子」のあるあるを紹介しましょう。

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チェック「大阪弁とちゃうよー!の神戸弁」

【「とー」が付いたら神戸弁】

吹き出し

現在ではお笑いブームもあって、全国的に有名になった「関西弁」。
関西弁=大阪弁のイメージが一般的な様ですが、神戸っ子が使っている「神戸弁」は、大阪弁とは微妙に違いがあります。
大阪弁が語尾に「るん」や「ねん」が付くのに対して、神戸弁は「とぉ」や「とん」、「よう」が付き、発音的には「とー」や「よー」と言っている様に聞こえます。

例 標準語 大阪弁 神戸弁
「何している?」 「何してるん(てんねん)?」 「何しとぉ?」
「コーヒー買っている」 「コーヒー買(こ)うてるねん」 「コーヒー買(こ)うとぉ 」
「雨が降ってるわ」 「雨が降ってるねん」 「雨が降っとぉ」
「早くしてよ」 「早よしいや」 「早よしいよー」

これに語尾のイントネーションの変化によって、疑問形になったり断定の言葉になったりと、微妙に変化します。
また、「小さい」事を「こまい」と言ったり、物の片付けを頼む時には「これ、なおして」と言い、壊れた事を「めげた」とも言いますね。

神戸っ子は当たり前の様に使っている神戸弁ですが、使っている本人達は神戸独特の方言とは思っていなくて、関西での標準語だと思っている人が多いです。

 

【アホよりキツい「ダボ!」】

怒る

標準語の「バカ」に相当する言葉で、関西では「アホ」が良く使われていますが、神戸ではその上の「ダボ」が良く使われています。
関西弁の「アホ」には愛情が込められていますが、神戸っ子の使う「ダボ」は、愛は一切込められておらず、相手を罵倒する時の最上級の言葉として用いられています。
言葉の起源は諸説色々ありますが、「どアホ」が訛って縮んだのが「ダボ」との説が有力らしいですね。

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チェック「山の手からダウンタウンまで」

【上から順に阪急・JR・阪神】

神戸を東西に横断している阪急・JR・阪神の鉄道三路線がありますが、乗客にはそれぞれの沿線地域の特色が出ています。
最も、六甲山の近くを走る阪急は、沿線に高級住宅街や有名大学や高校を多く抱えてある為、垢抜けたハイソな雰囲気を醸し出している乗客や学生が多く、「阪急マルーン」と呼ばれる電車の色と共に山の手感が満載で、例えるならば高級お節料理の様ですね。
その下のJRは沿線に市街地を多く抱えています。ビジネスマンや家族連れ、観光客が多いですから、幕の内弁当の様な雰囲気です。

この二つの鉄道会社に対して、一番浜手側を走る阪神電車は非常に庶民的です。
沿線には古くからの下町や工場が多く、所謂「関西のおっちゃん・おばちゃん」が数多く利用していますね。
更に甲子園球場がある事から、野球シーズンになるとタイガースグッズに身を包んだ一団で車内は一杯になり、阪神カラー一色に染まります。
勝ち試合後の社内の雰囲気は和気あいあいとしていますが、巨人戦で完封負けでもした時には、車内は異様に殺気立ってしまいますから、阪神ファン以外の乗車はお勧めする事が出来ません。例えるならば、タコ焼きかお好み焼きの雰囲気ですね。

チェック「小物にもこだわる神戸っ子」

【ファミリアのバッグ】

神戸の私立女子高生御用達の手提げカバンと言えば、子供服で有名な「ファミリア」のデニムバッグですね。
デニムの生地に、可愛いキャラクターのアップリケが縫い付けられたデニムバッグは、音楽の教則本「バイエル」のサイズに作られていて、1957年に誕生した息の長い商品。
発売当初から一品一品手縫いで作られていて、現在でもそのスタイルを変える事無く、阪神間の女子高生から絶大な人気を誇っています。
清楚な制服に良く似合うこのカバンは、女子高生のお嬢様感を一層アップさせるアイテムになっており、電車内で隣り合っては胸をときめかせた経験のある、元男子高校生も多いですね。
高校時代に愛用していた経験から、母親になっても使い続けている女性も多いです。

【神戸ノート】

神戸ノート

「神戸ビーフ」や「神戸プリン」よりも、神戸っ子には一番なじみの深い「神戸ブランド」なのが「神戸ノート」。
正式には「関西ノート」と言いますが、神戸っ子からは「神戸ノート」と呼ばれていて、神戸市内の小学校では、ほとんどの児童がこのノートを使っており、必須アイテム状態になっています。
このノートは終戦直後の物不足の時代に、「子供たちにいいノートを使って欲しい」との思いから、地元神戸の「関西ノート社」が販売しました。
約70年の歴史を誇るこのノートには、神戸の街並みの写真を表紙に使用されていて、種類によっては、ほぼ40年間デザインを変えずに現在も発売されている物も。
発売当初から子供たちに人気が高く、神戸ノートは学校の公的なノートでは無いにも関わらず、ほとんどの家庭で愛用され続けており、現在でも根強い人気を誇っています。
レトロなデザインは大人にも好評で、インターネットで火が着いてしまった事から、全国で密かなブームとなっていますね。

チェック「神戸っ子の日常風景」

【待ち合わせはパイ山で】

神戸一の繁華街である三宮で、待ち合わせする時に良く使われている合言葉が「パイ山で」です。
阪急神戸三宮駅の東口にある広場は、正式には「さんきたアモーレ広場」と言うらしいのですが、誰一人としてそう呼ぶ人はいません。
この「さんきたアモーレ広場」の愛称は、2007年の公募によって決められ、広場中心に設置されている故新谷琇紀氏の「アモーレ像」に因んで名付けられました。
「パイ山」の由来は広場中央部にある、不法駐輪を防ぐ為に設けられた小さな山が、女性の「○ッパイ」に似ているところから呼ばれ出したもので、ここでは日常的にストリートライブが行われていて、この山がスタンド席代わりに使われています。
他にも阪急神戸三宮東改札口の551前(現在は閉店)が有名ですが、神戸っ子同士の待ち合わせでは「パイ山で」が断トツに多いですね。

【神戸からですが、何か?】

神戸っ子が「どこから来たの?」と聞かれると、ほぼ100%「神戸から」と答え、「兵庫県から」と言う方は極少数派です
この理由として考えられる事は、神戸っ子は地元意識が強いと言うよりも、「兵庫県民」の意識が凄く弱く、ことさら「神戸ブランド」を意識して言っている訳では無い様ですね。
これは県庁所在地にも関わらず兵庫県庁の存在感が薄く、県知事選挙よりも市長選挙の方に非常に関心が高い事から、窺い知ることができるでしょう。
そして、神戸っ子にとって「兵庫」は兵庫区を意味しますから、敢えて「兵庫」と言うと所謂「ややこしい(めんどくさい)」と感じる人が多いのも事実です。
兵庫県は東西南北に広い為、「兵庫から」と言っても「兵庫のどこ?」と聞き返される事が多いのも、理由の一つだと考えられますね。
因みに隣の明石市や三田市民も、「神戸から」と言いがちなのはご愛敬で。

チェック「神戸限定にビックリ」

【メロンパンはメロンパンでも…】

菓子パンの人気商品の一つに「メロンパン」がありますが、ここ神戸で販売されているメロンパンは、実は全国的に有名なメロンパンとは、全く違う商品なのです。
地元スーパーである「コープこうべ」で販売されているメロンパンは、ラグビーボール状の形をしていて、中身には白あんを用いており、「神戸ハイカラメロンパン」の商品名で販売されています。
そしてコープこうべでは、もう一つ「サンライズ」と言うパンが販売されておりますが、こちらは全国区のメロンパンと全く同一のパンです。
因みに神戸のメロンパンの起源は、1960年代に実在した若きパン職人、後藤又右衛門の閃きから生まれました。
当時流行っていたオムライス用の型を用いて、パンを製造する事を思いついた又右衛門は、様々な試行錯誤を繰り返して、メロンパンを焼き上げる事に成功し、現在でもコープこうべで生産されるパンでは第1位の人気を誇っています。

チェック「灯台下暗し」

【意外と馴染の薄い観光名所】

神戸の観光スポットとして全国的に有名なのは、ポートタワー・南京町・異人館などです。
しかし意外と地元の神戸っ子は「行った事が無い」と言う方が多く、王子動物や須磨水族園に比べると、遥かに存在感は薄いですね。

ポートタワーは「港町 神戸」の象徴ですが、高さが108mと奇抜なデザインの割には中途半端な高さで、同じ高さの神戸市役所展望台ロビーは無料で見学出来ますから、「お金取るん?」と言うのが神戸っ子の気持ちです。

南京町も近年では中国人観光客が増えてきた為、観光シーズンには大変混雑しますから、「わざわざ人混みの多いとこに行かんでも…」と感じている神戸っ子がほとんどです。
南京町以外にも美味しい中華料理店が、神戸のあちこちに数多くある事も理由の一つですね。

異人館通りも、わざわざ坂道を登ってまで行きません。
ここを訪れた事のある神戸っ子は非常に少なく、スターバックスがオシャレな洋館だと知っているのは、観光客の方ですね。

チェック「マスメディアも充実している神戸」

【神戸の隠れた誇りは「神戸新聞」】

神戸新聞

出典:www.tatsuno.info

地元神戸市民からこよなく愛され、兵庫県内では有力全国紙を抑えて、トップクラスの発行部数を誇っている「神戸新聞」。
1898年に、現在の川崎重工の創業者である川崎正蔵氏によって創刊され、以後100年以上の無休刊を記録しています。
あの1995年に発生した阪神・淡路大震災では、本社ビルであった新聞会館が甚大な被害を受けましが、京都新聞社の協力を受けて夕刊を発行し、翌日も朝刊を発行する事で、明治以来の無休刊記録を更新しました。
地域密着型の報道姿勢は神戸市民から高く評価されていて、他の大手新聞の購読者も、神戸新聞は必ず読むほどの人気ぶりです。
阪神ファンにお馴染みの「デイリースポーツ」の発行や、「サンテレビ」と「ラジオ関西」の筆頭株主でもあり、神戸のマスメディアを一手に引き受けていると言っても過言ではありませんね。

【何が何でも虎党です!デイリー編】

阪神タイガース

 

出典:www.glafas.com

神戸新聞スポーツ編集部が、独立した形で発行しているのが「デイリースポーツ」です。
1948年に発刊されたデイリースポーツ紙は、当時としては珍しいスポーツ専門紙で、名実ともに「関西唯一のスポーツ紙」を看板にしていました。
発刊当初は、現在ほど阪神タイガースの記事を取り扱ってはいませんでしたが、50年代後半から阪神の記事を大きく掲載する様になり、今では阪神球団の機関紙として全国的に知られています。
「ブレないスポーツ紙」をキャッチコピーにしているデイリーは、阪神愛の紙面作りを貫いていて、阪神が買っても負けても、他に重大事件が発生しても、必ず一面トップは阪神タイガースの記事を掲載するほど徹底しています。
阪神が勝ったか負けたかは、一面のデイリーのロゴの「-」で分かると言う、マニアックなネタも提供してくれています。因みに勝った時は「-」が虎の尻尾になります。
タイガース情報に乏しい関東地方では大変重宝されているデイリーですが、記事の信ぴょう性は今一つで、虎ファンからもネタにされているほどです。

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