○ま行
まどす:償う 弁償する
「壊したらちゃんとまどしてや」
むつかしい:むずかしい
「またむつかしいこと言わはりますな」
めいぼ:ものもらい
「めいぼでけてかなんわ」
もうた:貰った
「おばあちゃんからええのんもうた」
~もうた(~しもうた):~してしまった
「お菓子いっぺんに食べてもうた」
もっさり:野暮ったい 垢抜けないさま
「あんさんもっさりしてますな」
~もって:~しながら
「アイスクリーム歩きもって食べよか」
○や行
や:~なさいよ ~ね
「遅なるで、早よ起きや」
~や:~だ
「なにしますのや」
~やす:~なさい
「ごめんやす、どなたかおいやすか」
~やない(~やあらへん):~ではない
「うちらのバスはそれやおへん」
ややこしい:複雑 わずらわしい
「そんなややこしいこと言われても判りまへんわ」
~やんか:~じゃない
「なかなか歌上手いやんか」
ようけ(ようさん):たくさん ぎょうさん
「お腹空いてるからようさん食べるえ」
~よって(~よってに):~から ~だから
「そやよってに堪忍言うてるやんか」
よばれる:ごちそうになる
「晩ごはんよばれて来た」
よる:おる
「つまらんことしよるな」
○ら行、わ行、ん
ろおじ:路地
「そこのろおじ入って行きはったらよろしいわ」
わて:わたし
「わてこう見えてもけっこう歳いってますねん」
わや(わやくちゃ):滅茶苦茶 台無し
「大事な話があったのにわやになってもうた」
ん:の
「へぇ、そんなんするんや」
~んと:~せずに
「ごろごろしてんと手伝ってや」
~んとく:~ないでおく
「悪口あんまり言わんとくわ」
残念ながら京都でも、今では年配の方しか純粋な京言葉を使わないかもしれません。
最近では人々の交流やテレビなどの影響で他府県の言葉も入り混じって、京言葉というよりみんなが同じような言葉を使う「関西弁」になってしまっているようです。
できることなら、美しい京言葉をこの先も残して欲しいものですね。
[ad#ad-2]