富士山に、駿河湾。お茶に、みかん。露天風呂と海の幸。毎年多くの観光客が訪れる静岡県には、その場所に行かなければ見ることのできない絶景やワクワクする体験がたくさんあります。海や山、川に湖。まだ見ぬ絶景を求めて、今回は静岡県のインスタ映えするスポット厳選16選してご紹介します。ぜひ忙しい毎日から自分を解放して、絶景探しをお楽しみください。
富士山の絶景
三保松原
出典:富士山大好き~写真は最高!
富士山が、2013年に世界文化遺産としてユネスコに登録された際の構成資産の1つである三保松原。7kmに渡って続く三保の海岸線と、その奥に雄大にそびえる富士の姿はまさに風景画のよう。
出典:山と社寺、そして、富士山
天女の羽衣伝説が残る羽衣の松や、「神の道」と呼ばれる参道の突き当たりにある御穂神社など周囲には見どころも。日の出桟橋やJR清水駅東口の河岸の市前から水上バスも出ているので、のんびりと周遊を楽しむのもいいですよ。
三島スカイウォーク
出典:フォートラベル
正式には「箱根西麓・三島大吊橋」という、全長400mと日本最長を誇る歩行者専用の吊り橋。高さが70mあるので、高いところが苦手な方は下を見るのが怖くなるかも。でも、お天気に恵まれれば正面には富士山が!橋の上からは、伊豆半島や沼津・三島の街並みなども一望。
出典:ログハウスのビックボックス
橋を単純に往復するだけでなく、セグウェイやジップラインなど周囲の自然の地形に合わせたアクティビティも楽しめます。駐車場のそばにはレストランもあり、食事やスイーツなども味わえます。
大淵笹場
出典:TMのPHOTOLIFE – So-net
静岡県を代表する産業の1つのお茶と、日本一の富士山。電線や看板などの人工物が、レンズの中に一緒に入らない場所はそう多くはありません。
しかし、その風景が見られるのが大淵笹場。特に新茶シーズンともなれば、美しい緑色の茶畑の奥に富士山の姿が迫ってくるよう。
出典:Circulation – Camera – はてなブログ
この場所は茶業関係者や近隣住民などが保全活動を行い、駐車場も整備しています。
無断駐車や私有地への立ち入りをしないのは当然で、誰もがいつまでもこの景色が眺められるようマナーを守って撮影をお願いします。
伊豆の国パノラマパーク
出典:フォートラベル
標高452mのかつらぎ山の山頂まで、四方を窓に囲まれた眺望抜群なゴンドラで約7分。到着する前から、雄大な富士の姿を眺めることができるロープウェイで向かいます。
山頂にある富士見テラスにはソファ席が設けられ、さらには有料のプレミアムラウンジも。予約が必要で、わずか6席のみ。
出典:ameblo.jp
軽食やスイーツが味わえるかつらぎ茶寮の2階デッキからも素晴らしい景色が眺められます。
山頂には足湯や、恋人の聖地に認定されている幸せの鐘、百体地蔵尊、丸太アスレチック広場などもあるので子供と一緒でも楽しめます。
日本平夢テラス
出典:楽天ブログ – 楽天市場
静岡市の新名所。国の名勝でもある景勝地・日本平にあり、建物のデザインは新国立競技場を手掛けた隈研吾氏。静岡県産の木材をふんだんに使用した八角形の建物の1階には、日本平の歴史や周辺エリアをパネルやプロジェクションマッピングで紹介。
出典:やいづマリンパレスブログ
2階にはラウンジ、3階は1周200mの回廊がある展望フロア。広めに取られた板張りの床で、ぐるり歩けばと360度の展望を楽しめるでしょう。
ベンチも用意されているので、お散歩にピッタリ。しかも無料!閉館時間は午後5時ですが、土曜日のみ夜9時まで。この時間なら夜景も楽しめます。
田貫湖
出典:フォートラベル
標高700~800mの朝霧公園の一角にあり、周囲は約4kmとそれほど大きな湖ではありません。
出典:楽天ブログ – 楽天市場
この田貫湖から見るダイヤモンド富士は、全国的にも有名です。4月と8月の20日前後数日にだけ見られる貴重な一瞬をカメラに収めようと、大勢のカメラマンが訪れます。
6月~7月なら、ゲンジボタルが舞う風景も見られます。また、湖畔にある休暇村富士なら天然温泉に入りながら富士山を眺めることもできます。
橋の絶景
蓬莱橋
出典:横浜水道みちを行く – FC2
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謳われたように、東海道でも難所と言われた大井川。
その川に架かる蓬莱橋は、歩行者と自転車のみが通行できる長さ897.4mの橋。世界一長い木造歩道橋として、ギネスブックにも掲載されました。
出典:楽天ブログ – 楽天市場
897.4mの語呂合わせから厄無し、長い木の橋から長生きの橋としてご利益スポットにもなっています。
橋の手前に地元の物産品を販売する「蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋」があり、初夏なら新茶も味わえます。日没後にはLEDライトが灯り、橋の輪郭が浮かび上がるように演出しています。
夢の吊橋
出典:ameblo.jp
深い山間のダム湖に掛けられた長さ90mの吊橋で、何ともロマンチックな名前。湖面からの高さは8mあり、橋の下にはミルキーブルーの水を湛えています。
写真でも充分美しいが、実際に見れば想像以上の美しさに大感動するはず。
出典:ameblo.jp
寸又峡温泉から徒歩30分ほどかかる散策コースにありますが、橋を渡って対岸まで行くコースだと90分くらいは見ておく必要があります。
階段や急な斜面もあるため、お出かけには履き慣れたスニーカーで。歩いた後は、美肌の湯としても名高い寸又峡温泉への立ち寄り湯がオススメです。
大井川鐵道奥大井レインボーブリッジ
出典:ameblo.jp
鉄道ファンならずとも、その秘境感が漂う光景にジワジワくる人が続出!夢の吊橋と共に、奥大井は大自然と共にこんな風景がよく似合います。
奥大井湖上駅の両脇にある南アルプスあぷとラインの鉄橋で、駅は高い位置から見ると湖に浮かぶような場所にあります。
出典:ameblo.jp
大井川鐵道といえば、予約困難な路線とも言われるトーマス号を走らせています。2019年度月22日~12月1日の主に土・日・月曜日に運行するので、予約にチャレンジして、奥大井まで出かけてみませんか?
門脇吊橋
出典:Komorebi Blog
東伊豆随一の景勝地である城ヶ崎海岸に、海の上に掛けられた門脇吊橋があります。ドラマや映画などで、何度もロケ地として登場しています。
長さ48m、高さは23mあります。橋の下には打ち寄せる波が岩に当たる荒々しい光景がひ広がり、ちょっと恐怖を感じるかも。
出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN
伊豆と言うこともあり、周辺には観光スポットがたくさんあります。初夏のお出かけなら、ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデンがオススメ。
園内には、230種3000株のあじさいが見られるあじさい苑があります。2019年5月25日~7月7日なら、城ヶ崎あじさいフェスタも開催しています。
花の絶景
下田公園
出典:フォートラベル
小高い丘の上に造られた、県内有数のあじさいの名所。115万株300万輪のあじさいを見ることができ、その種類は100種以上。見ごろを迎える6月には、あじさい祭が開催されます。
臨時有料駐車場は通常8:30からですが、期間中の土日には7:00からオープン。園内は遊歩道が完備されていますが、きつい上り坂もあるのでお出かけは歩きやすい靴で。
出典:りゅうの犬小屋
青やピンク・薄紫に白など、鮮やかな色で楽しませてくれるあじさいの花。まるで、梅雨の鬱陶しさを忘れさせてくれる一服の清涼剤です。
同時期に下田きんめ祭りも開催されるので、あじさいとともにぜひ金目鯛もどうぞ!
可睡ゆりの園
出典:フォートラベル
3万坪もの敷地に、150種以上200万本のゆりの花が楽しめる場所。園内にある湖に沿って、ぐるっと廻りながら色とりどりのゆりの花が楽しめます。
場所により黄色一色や白一色・5色が入り交じる場所があり、同じゆりの花でも違う風景を見せてくれます。自分の視界いっぱいをゆりの花が埋め尽くす、夢のような場所です。
出典:ameblo.jp
園内には茶屋・食事処もあり、珍しいゆりの天ぷらも味わえます。2019年度は5月25日~7月7日が開園で、5月下旬から早咲き種が開花し始めています。
河津バガテル公園
出典:メープルハウジング
フランス・パリにあるパリ・バガテル公園の姉妹園として、2001年オープンしたフランス式庭園。3ヘクタールの敷地に、1100品種6000株のバラが植栽されています。
バラは春と秋が主な見頃ですが、基本的に1年を通して開園。園内ではバラに詳しくない人でも楽しめるよう、「モダンローズ」「オールドローズ」「イングリッシュローズ」の大きく3つと、それに属さないその他に分類されています。
出典:my photo diary☆shining days
見るだけでなく、香りも楽しめるのがバラの魅力。美しく咲き誇るバラを見ながら、のんびりお散歩をどうぞ。
4月28日~11月30日は大人¥1000、それ以外の期間は大人¥300。HPにはWEB割引券があるので、お出かけ前に要チェック!
滝&水の絶景
白糸の滝
出典:地球の撮り方
白糸の滝は、Uの字のように湾曲した崖から大小幾筋もの水が流れ落ちています。その流れがまるで白い絹糸のような姿から、この名が付けられました。
国の名勝及び天然記念物に指定され、日本の滝百選にも選ばれています。上流に川があるわけではなく、富士山に降った雨や雪が湧水となり岩の間から流れています。
出典:はらですぎ
駐車場からは遊歩道が整備され、階段が100段ほどありますが下りれば滝壺近くまで行けます。近くには優雅な姿の白糸の滝とは対照的に、轟音を響かせながら流れ落ちる音止めの滝も。
河津七滝
河津では、水が垂れると言う意味から滝のことを『たる』と言うそうです。
出典:太田 無一 – 私の庄内物語
「大滝」「出合滝」「かに滝」「初景滝」「蛇滝」「えび滝」「釜滝」の7つで、この中で最大規模を誇る「大滝」と伊豆の踊子の場面を表したブロンズ像がある「初景滝」が写真スポットとしては有名です。
出典:Capri’s caprice blog – FC2
新緑の頃や紅葉の時期は特に景色に映え、美しい姿を眺められるでしょう。
伊豆半島には、もう1つ有名な浄蓮の滝があります。高さ25mと迫力ある流れは、見ているだけで気分がスッキリとしてきます。ぜひこちらも一緒に見学していきましょう。
柿田川
出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN
高知県の四万十川・岐阜県の長良川と共に日本三大清流の1つに数えられ、駿東郡清水町を流れるわずか1.2kmの川。
これは一級河川としては最も短く、また国の天然記念物に指定されています。1日の湧水量は120万トンとも言われますが、車が頻繁に行き交う国道1号線のすぐそばにあることに驚かされます。
出典:ameblo.jp
柿田川公園では、一年を通して絶え間なく湧き出る「湧き間」を見ることができる第1・2展望台があります。
また湧水広場では、一年の平均水温15度とも言う湧き水に足を入れて冷たさも実感できます。川を眺めながら散策できる遊歩道も整備されているので、ドライブの休憩がてらにぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
日中の気温も上がり始め、蒸し暑く感じる初夏。こんな時期のお出かけなら、絶景を眺めて気分をスカッとさせたいものです。
それならば絶景がいっぱいの静岡県が最適。とっておきの一枚を撮影しに、ぜひお気に入りのカメラを持って出かけませんか?
※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各施設へご確認ください。
※天候や時期により、ご紹介した景色が見られない場合があります。