「インスタ映え」と聞いて、最初に頭に思い描いたのはどんな景色でしょうか?今までに見たことがないもの、想像を超えるもの。空や海の青さに感動したり、春夏秋冬で移り変わる山の景色でしょうか。新生活が始まり環境が変わってちょっと疲れたな、そんな時には美しい風景の場所がたくさんある岐阜県へ行ってみませんか?今回は岐阜県のインスタ映えするスポット厳選18選でご紹介します。
モネの池
出典:びっと飴
まず最初にご紹介する岐阜県のインスタ映えスポットは、関市板取にある名もなき池。別名「モネの池」として知られています。透明度が高く清らかな湧水と睡蓮が咲く風景は、まさにモネが描いた「睡蓮」の世界観。初夏なら、可憐に咲く睡蓮の花が見られます。見る場所によっても異なる顔を見せ、優雅に泳ぐ鯉の姿も印象的な池。
出典:ヤプログ!
「モネの池」へ向かう道は国道256号線で、通称あじさい街道。同じ時期にあじさいの花も楽しめるため、多くの観光客の撮影スポット。周辺には無料の駐車場もあるので、ドライブコースとしてもぜひ立ち寄りたい場所。
付知峡
出典:旅・空・撮
町域の8割以上が森林という、自然いっぱいの付知町。御嶽山の雪解け水が流れる付知川の上流にある付知峡は、紅葉の名所として多くのカメラマンが訪れます。
木曽川の支流で、別名青川や付知ブルーとも言われるほど青く澄んだ清らかな水が特徴です。その川が造り出した渓谷の美しさは格別で、森林浴の森100選や岐阜県の名水50選などにも選ばれるほど。紅葉の時期もいいですが、初夏の新緑の頃もオススメ。
出典:滝ガール
ひんやりとした空気とマイナスイオンで、心身共にリラックスできるでしょう。周囲には不動滝や観音滝・仙樽の滝があり、森林浴を楽しみながら散策できます。近くには4ヶ所のキャンプ場もあり10月まで営業しているので、ぜひ家族や仲間とお出かけください。
苗木城跡
出典:デジと健
「日本の城ベストランキング100 山城部門」で第1位となり、今注目の苗木城跡。標高432mの城山に築かれた苗木城の跡で、国の史跡にも指定されたインスタ映えスポット。
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4(シ)・6(ロ)の日に因んで、2017年4月6日には続日本百名城にも選定されています。自然の巨石を見事に利用した石垣が特徴で、年代によって異なる6つの技法で積まれています。
出典:おでかけ ももよろず – はてなブログ
苗木城跡の見どころは、何と言ってもその眺望の素晴らしさ。天守跡に造られた展望台からは遠くに恵那山を、眼下に木曽川と市街地が広がる360度のパノラマビューは是非カメラで収めたいところ。秋から冬の朝方は雲海が見られることもあり、更に幻想的な景色はまさにフォトジェニック。
恋のつり橋
出典:ameblo.jp
揖斐川の上流近くに架かる『恋のつり橋』は全長80mの歩行者専用の橋で、地元のテーマ曲「久瀬夢ろまん」という歌にも登場します。
出典:愛と喜びと感謝の写心 – FC2
橋を渡ったところには、恋の鐘と小さなお地蔵様があります。結ばれ地蔵と呼ばれる大小2体のお地蔵は、手を合わせてさりげなく見つめ合っている姿がキュート!近くにはハート型の木札がたくさん掛かった場所があります。訪れたカップルやこれから成就を願いたい人が、思いを書いて掛けていきます。
出典:みんカラ – カービュー
橋を渡る前の物産品販売所で購入可能なので、訪れる前に購入しておきましょう。緑の美しい初夏なら、川の上を爽やかな風が吹き抜けて気持ちよく渡ることができそう。
國田家の芝桜
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1961年頃、実家から一株の芝桜を持ち帰って少しずつ自宅の庭に植え始めたという國田かなゑさん。丁寧に管理を行い、その後もコツコツと数を増やしていきました。今では、辺り一面がピンクの絨毯のように広がる芝桜が見られるまでに。しかし、2002年にかなゑさんは77歳で他界。その後、娘さんと「國田家の芝桜を愛する会」がかなゑさんの思いを引き継いで守り続けています。
出典:Twitter
毎年4月下旬~5月上旬が見頃のピーク。ピンクや薄紫・白の小さな芝桜が美しいグラデーションを作る光景はまさにインスタ映え間違いなし!ちょうどゴールデンウィークと重なるため混雑は避けられませんが、この時期だけ見られる景色なのでぜひお出かけください。
鬼岩公園
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長い年月を掛けて浸食した木曽駒ヶ岳山系の花崗岩の巨石が点在する景勝地で、まさに自然が作り上げた芸術作品。この岩山には関の太郎という鬼がいたという伝説があり、棲んでいた鬼の岩屋をはじめまな板岩や太郎岩・鋏岩などの名前が付いた岩があります。
出典:いたみわけ.com
緑の美しい初夏に、松野湖を源流とする可児川沿いの渓谷や奇岩怪石の眺望を楽しみながらの散策はいかがでしょうか。秋には紅葉の名所としても知られ、見頃に併せてもみじ祭りも開催されます。また毎年恒例になっている岩穴くぐりですが、例年11月中旬に開催。
出典:東濃ニュース 土岐市・瑞浪市版 – FC2
折り重なるような岩の間にできた空間へと足を踏み入れれば、鬼が棲んでいた頃の様子を垣間見ることができるかもしれません。
養老の滝
出典:いちのトレッキングブログ
高さ30m、幅4mで日本の滝100選にも選ばれている名瀑。滝の水がお酒に変わったという孝子伝説がある滝。残念ながら、というより当然ですがお酒は流れておりませんが、新緑や紅葉に映える美しい滝はインスタ映えスポット。
出典:livedoor Blog
毎年7月1日に養老の滝開きが行われ、観光客の無事が祈願されます。滝の水は小川となり公園内を流れますが、その小川には異なる形をした7つの橋が架かります。滝までは公園管理駐車場からゆっくり歩くと30分くらいかかりますが、森林浴気分でのんびりと散策が楽しめそう。
出典:さかだちブックス
園内には清らかな水が湧く菊水泉のある養老神社や、養老寺・竹類見本園・日蓮宗妙見堂なども。また楽市楽座と呼ばれる場所では、地元のグルメが味わえたりお土産が買えたりと立ち寄りに便利な場所。
飛騨大鍾乳洞
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全長800mに及ぶ飛騨大鍾乳洞。赤や青のライトを使い神秘的に表現した「竜宮の夜景」や、ねじれて垂れ下がる「ヘリクタイト」などさまざまな名前の付いた鍾乳石は間違いなくインスタ映えすることでしょう。洞内は第1~3洞までに区分され、第2~3に掛けては急な坂道が続きます。第1・2の出口から出ることも可能。
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受付のある大橋コレクション館には、飛騨大鍾乳洞を発見した大橋外吉氏が生前集めていた美術品など約1000点を展示。中でも「戻ってきた金塊」と呼ばれるものが見どころ。元々100kgあった金塊が盗難に遭い、犯人逮捕後に返却。
出典:フォートラベル
しかし一部が溶かされ転売されてしまったため、戻ってきたのは約71kgとなった複数の塊。盗難前の金塊のレプリカと共に展示しているので、ぜひ見比べてみて。
乗鞍スカイライン
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平湯峠から乗鞍岳の畳平までの約15kmに及ぶ山岳観光道路で、終点の畳平は標高2702mとバスが走れる道路としては日本最高所。マイカー・レンタカーでの乗入れは不可で、ほおのき平または平湯バスターミナルからのシャトルバスやタクシーで訪れることになります。
出典:月が昇れば
畳平の南には約4ヘクタールのお花畑があり、その周囲には1周30分ほどで廻れるよう木道が設けられています。ゆっくりと散策を楽しみましょう。高山植物が見られるのは7月上旬~8月中旬頃で、運が良ければ国の特別天然記念物ライチョウに会えるかも!ご来光や満天の星など、ここではさまざまな絶景が堪能できます。
白川郷
出典:フォートラベル
1995年に「白川郷・五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界文化遺産に登録以降、日本のみならず世界からも注目を集める白川郷。その魅力は、小さな集落に大小100あまりの合掌造りの建物が集まっていること。急峻な屋根は雪を落とすためで、その見た目から合掌造りと呼ばれます。
出典:フォートラベル
この地域の気候や風土に合った独特の建築様式で、屋根裏を作業場として活用していました。ここでは一般の民家のほか、民宿や食事処にお寺まで合掌造り。ここでは『結』という相互扶助の考えがあり、約30年ごとに行われる茅の葺き替え作業も集落の人たちが協力して行っています。
集落を歩いて楽しむのはもちろんですが、集落の様子は高台から眺めるのが一番。荻町城跡・城山天守閣の展望台から、世界に誇る日本の原風景を撮影してみてはいかがでしょうか。
飛騨天満宮
出典:御朱印ランナーの聖地巡礼
主祭神は菅原道真公で、摂社・末社には天照大御神・松尾大神・建速須佐之男命・度会春彦命をお祀りしています。
出典:飛騨高山旅館ホテル協同組合
こちらにある「肥後駒止」「太宰大弐」という紅梅と白梅は、道真公没後1100年を記念して太宰府天満宮から贈られたもの。京都から一夜にして飛んできたという伝説の「飛び梅」の子孫にあたります。天満宮では天神様のお遣いの牛を撫でて知恵を授かる信仰があり、境内に大きな牛と小さな牛の像があります。
出典:明日も行こうぜ西東 – ココログ
撫でてよいのは拝殿脇にある小さな方で、よほどたくさんの参拝客に撫でられているのかツヤツヤ。境内には100本近くの梅の木があり、3月下旬~4月中旬が見頃。JR高山駅から徒歩10分ほどとアクセスもいいので、古い町並の散策と併せてぜひ愛らしい梅の花を見にお出かけください。
安八百梅園
出典:Picdeer
1998年4月に開園した梅園で、紅梅・白梅・早咲きなど約150種1200本の梅の木が、約4ヘクタールの敷地に植えられています。この梅の木は町の内外から寄贈されたもので、安八百梅園とは「100種類以上の梅の香りと美しさを眺める園」ということから、町民による多数の応募によって決まった名称。
出典:ameblo.jp
早咲きは1月下旬から、遅咲きの3月下旬まで約2ヶ月にわたって梅の香と花を撮影できるでしょう。毎年開花の時期に合わせて、梅まつりも行われます。地元の特産品の販売や、五目御飯やおでん・ぜんざい・みたらし団子などの軽食や甘味など。園内のふれあいセンターでは、盆梅の展示も行っています。
南濃梅園
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津屋川沿いに500本ほどの梅の木が植えられている中日本氷糖株式会社の私有地ですが、公園と繋がっているので自由に出入りできます。南北300m・東西100mの1万坪ほどの敷地があり、1985年から約10年をかけて和歌山県産の苗木を植栽。
出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN
2月下旬から見頃を迎え、白くて可愛らしい花を楽しめるでしょう。この梅園の梅を使用して作られた梅酒は、氷砂糖資料館や南濃道の駅などで購入できます。
出典:レポミン|気になるアレの体験談メディア
中日本氷糖株式会社南濃工場では、事前予約制ですが工場見学もできます。ぜひ、開花時期に併せて一緒に楽しんでみてください。(※休館日にご注意ください)
光受寺
出典:まり姫のあれこれ見聞録 – FC2
真宗大谷派のお寺で、境内にあるしだれ梅が有名。木の根元がねじれ、今にも天へと飛び立つ龍のような姿から、飛龍梅と呼ばれます。樹齢80年ほどで、高さは約5m。
出典:Gooブログ
広げた枝にたくさんの花を付けた姿は、実に華やか!これ以外にも、紅梅・白梅が20本程境内にあります見頃の時期に観梅会が開かれ、2月下旬〜3月上旬の10:00~14:00。一部の日程で、夜間ライトアップが開催されるため、インスタ映えを狙うなら夜がおすすめ!
出典:猫耳に念仏 – Seesaa
墨俣地区では、「つりびな小町めぐり」というイベントを開催。長さ1mほどのつりびなを、墨俣宿脇本陣周辺の寺院や商店、墨俣一夜城など30ヶ所以上で見れます。こちらは観梅会の時期と重なるので、周辺の散策もぜひ一緒にどうぞ!
新穂高ロープウェイ
出典:shinhotaka-ropeway.jp
岐阜県高山市の北アルプス穂高岳の千石尾根に敷設されている索道がここ新穂高ロープウェイ。標高2156mの北アルプスの雄大な自然と四季折々の絶景絶景は是非カメラに収めてほしいところ。きっとインスタ映えすることでしょう。特徴としては、日本唯一の2階建てロープウェイであること。360°の大パノラマが待つ山頂展望台もお勧めです!
聖蓮寺
出典:お寺の風景と陶芸
もともとは真言宗のお寺でしたが、1240年に旅の帰路に親鸞聖人が立ち寄った事が縁で真宗に転じたと言われます。境内にあるのが、「八房の梅」と呼ばれる珍しい梅の木。1つの花に、実が4~8つも成るとのことから名付けられました。
出典:ぶらり旅 – ココログ
親鸞聖人がこの寺でもてなしを受けた際に梅干しが出されたそうで、その種を「末代女人浄土往生の証に、一花八果の梅になるべし」と言って植えたものとされています。樹齢は700年以上、樹高は8mほどで町と県の天然記念物に指定されています。淡い紅色で八重の花は、2月下旬頃から咲き始めます。
出典:風を友にして
見頃のピークは例年3月上旬~中旬。境内には四季を通して開花する四季丁字桜もあり、こちらも町の天然記念物に指定されています。
古子の紅梅
出典:Gooブログ
1972年に県の天然記念物に指定された、八重咲きの紅梅。樹齢は約700年と言われ、高さは10m弱。
出典:小坂の滝めぐりガイドの日記
晴れていれば、山頂を雪で覆われた御嶽山を遠くに望むことができる場所。傷みの激しい部分もあり、何度か修復を繰り返しています。それでも毎年4月上旬頃には見事に花を咲かせ、訪れる人を迎えてくれます。古子の紅梅があるのは、JR飛騨小坂駅から濁河温泉へと向かう県道437号沿い。
出典:楽天トラベル – 楽天市場
飛騨御岳はなもも街道と呼ばれ、こちらのはなももは4月中旬~下旬が見頃のピーク。さらに車で山間を進めば、珍しい炭酸泉の湯屋温泉や秘湯感溢れる濁河温泉へも行けます。春のドライブにオススメです!
大津谷梅園
2014年2月にオープンした、比較的新しい梅園。歴史が浅い分、実は穴場的存在かもしれません。
出典:ameblo.jp
キャンプ場のある大津谷公園に造られ、紅梅・白梅が500本以上植栽されています。特に紅梅は濃い赤やピンクなどがあり、白梅とのコントラストも華やか。見頃は例年2月下旬から1ヶ月ほど。梅園ではなく併設のキャンプ場で!ちょうど春休みと重なるので、家族や仲間と梅の花見&キャンプを楽しむこともできますよ。
出典:CAMPハマりの備忘録
また同じ町内には桜の名所で有名な霞間ヶ渓公園や、年間50万人が訪れる池田温泉なども。周囲には自然が多く残されていて、子供連れでも充分楽しめます。
目的もなく、ただ気ままに車を走らせる。ふと、車を停めて景色を眺めてみる。そんな旅が似合う岐阜県は、疲れた心と体に効くまるで特効薬のような絶景揃い。山々と清らかな水の流れ、自然が生んだ渓谷や鍾乳洞が待っています。癒しの岐阜県へ、ちょっと出かけてみませんか?
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