新生活が始まる春。普段とは異なる環境に、少々お疲れ気味の方も多いのでは?そんな時は、愛らしい動物たちに癒してもらうという方法もありますよ!
静岡県内では見るだけではなく、直接ふれあいが楽しめる動物園や水族館がたくさんあります。最高の癒しをもらいに、いろいろな動物たちに会いに行ってみよう!!
【東伊豆】伊豆アニマルキングダム
出典:静岡県観光
50万坪の敷地に、60種以上600匹の動物たちを飼育・展示しています。園内は「アニマルゾーン」「プレイゾーン」「スポーツゾーン」「わくわくふれあい広場」に分かれています。
キリンやシマウマ・サイなどの草食動物が放し飼いになっているエリアを、歩道を歩きながら見学できるウォーキングサファリが人気です。
こんなに近くてビックリ!
普通の動物園の展示方法と少し異なり、より自然に近い状態で生活する動物の様子を間近で見れます。エサを購入すればいつでもキリンへのエサやりが可能で、長い舌を上手に使って食べる様子も目の前で見られます。

「サイに触りなさい」では、つぶらな瞳にゴツゴツとした体のサイの大きな角にタッチも!
出典:Yahoo!ブログ – Yahoo! JAPAN
「わくわくふれあい広場」では、うさぎやモルモット・カピバラなどの小さな動物とふれあうことも。猛獣を見ながら食事をいただく珍しいレストランや、大観覧車やメリーゴーランド・ゴルフの打ちっ放しなど園内には子供も大人も楽しめるものばかり。
家族で一日のんびり過ごしたい時にピッタリですよ。
【掛川】掛川花鳥園
2003年にオープンした、花と鳥の楽園。全天候型なので、暑い日も寒い日も雨の日だってお構いなし!一年を通して快適な空間で、色鮮やかな花と珍しい鳥を見学できます。広大な敷地は、屋内・屋外の2つのエリアに分かれています。
屋内エリアにはペンギンプールやオオオニバスのある池、イベント会場やハシビロコウの棲む森があります。ハシビロコウは待ち伏せをして魚を捕らえるのですが、じっと動かずにいる姿がまるで人形のようでビックリさせられます。
イベント会場では、フクロウを腕に乗せたりペンギンを抱っこして記念撮影ができます。
出典:楽天ブログ – 楽天市場
屋外エリアにはダチョウに次ぎ世界で2番目に大きいと言われるエミューの牧場や、ヘビクイワシやハリスホークのダイナミックなショーが行われる屋外ショー会場、白鳥やペリカンがいる池などがあります。
園内の鳥たちのほとんどがケージや檻に入っていないので、至る所で自由に動き回る様子が観察できます。
出典:blog.livedoor.jp
温室の天井から吊り下げられたインパチェンスの花が、まるで降り注ぐように咲き誇る様子も見事。この花を目当てに出掛ける方も多くいます。
この花の下ではランチバイキングも楽しめます。喫茶スペースでは、フクロウの顔をあしらった可愛らしいロールケーキも。
【下田】下田海中水族館
出典:伊豆新聞
せっかくなら海の生き物に癒されたい!そんな方におススメなのが『下田海中水族館』。ここはイルカとふれあえるプログラムが充実。直接エサをあげたり、握手やジャンプなど合図を出してイルカに指示するトレーナーのような体験ができる「ドルフィンフィーディング」や、波打ち際にあるビーチに入ってイルカとふれあえる「ドルフィンビーチ」。
ウェットスーツやマリンブーツ・ライフジャケットなどを着用し、水深3~5mくらいの場所でイルカと接する「うきうきドルフィン」、一緒に泳ぐことができる「ドルフィンスノーケル」などがあります。

「ドルフィンフィーディング」は当日先着順、それ以外は利用予定日の2か月前から予約可能。どれも人気のイベントなので、早めに申し込むのが鉄則です!
ダイナミックなジャンプを見逃すな!
出典:フォートラベル
入り江に浮かぶ水族館のアクアドームペリー号には600㎥の大水槽があり、伊豆の海の再現をテーマにして海の生き物約50種1万点を飼育・展示しています。
水槽内ではダイバーによる餌付けショーや、マリンスタジアムではカリフォルニアアシカのショー、ペンギンの餌付けや記念撮影などもできるなど、一日を通してさまざまなイベントを開催しています。
【静岡】日本平動物園
1969年8月1日に開園し、約170種800点の生き物を飼育・展示する静岡市立の動物園。一年を通して多くの観光客が訪れ、2017年10月には来園者数3000万人を突破。来園者のお目当ての多くは「猛獣館299(にっ・きゅっ・きゅう~)」。ここにはネコ科の大型猛獣ライオン・アムールトラ・ジャガー・ピューマと、ホッキョクグマ・ゴマフアザラシ・ミーアキャット・シロフクロウなど8種類の動物を展示。
出典:静岡県観光
1・2階にある北極圏ゾーンには造雪機で雪を降らせることもできるよう。人気者のホッキョクグマ・ロッシーや、水中トンネルをスイスイ移動するゴマフアザラシなどイキイキとした姿を観察できます。
この可愛さにメロメロ!
出典:トリップアドバイザー
2~4階には迫力のある猛獣たちと、晴れた日には日光浴する姿がキュートなミーキャットが見学できます。ほかにも「レッサーパンダ館」「ペンギン館」「は虫類館」「オランウータン館」なども。「ふれあい動物園」では、モルモットやヒヨコ・プレーリードッグなどの小動物とのふれあいや、ヤギや羊にエサやり体験もできます。
最近ではオオアリクイ舎が新しくなり、フェンス越しから一部ガラス越しになったことでより観察しやすく変化。エサを食べる様子も間近で見られ、新たな人気スポットになりそう。
【富士宮】まかいの牧場
さまざまな動物とのふれあいが楽しめる『まかいの牧場』。富士山のふもとに広がる朝霧高原にあり、絶好のフォトスポット。牧場内の富士山テラスからは、天候に恵まれれば羊の放牧場やお花畑越しに裾野までクッキリとその姿を見れます。
出典:トリップアドバイザー
こちらでは馬やヤギ・羊・牛・ポニー・ワラビー・モルモットなど、さまざまな動物が飼育されています。無料で体験できる牛の乳搾りや、有料の引き馬体験にヤギのお散歩、羊のかけっこショーなど小さな子供でも体験できるものも多くあります。至る所に専用のおやつを販売しているので、購入して直接エサをあげることもできます。

このソフトクリーム、食べる価値あり!
またバターやチーズ・ジェルキャンドルなどを作る体験もあるので、大人も充分楽しめます。広い園内はトラクターバスに乗って移動もできるので、歩き疲れた時にもオススメ。
『まかいの牧場』の入場券は1か月間有効なので、期間内であれば何度でも入場可能。複数回入場できない方には、当日のみの牧場満喫チケットがお得。体験チケット2枚と動物のおやつ引き換え券付きです。ソフトクリームがおいしい事も地元では有名なので、ぜひ味わってみてください!
【伊東】伊豆シャボテン動物公園
世界中の珍しいサボテンと可愛い動物たちに出会える場所。園の中央に位置する池に9つの島があり、それぞれの島にはサルが棲息。島の沿岸をボートで巡るアニマルボートツアーズが人気です。

「ぐるっと1周コース」と「モンキー島上陸コース」がありますが、リスザルかワオキツネザルの島へ渡りエサやりができる「モンキー島上陸コース」がオススメ。
出典:日本の歩き方
『伊豆シャボテン動物公園』と言えば、カピバラの露天風呂が全国的に有名です。35年以上も続く冬の風物詩。南米の動物のため寒さが苦手で、温かいお湯に浸かりウットリするような顔つきがなんとも愛らしい!

こんな姿もカワイイ!
犬やサル・インコなどが、特技を披露するショーも行われます。動物とのふれあいは「なかよし牧場」でミニチュアホースやロバ・ケヅメリクガメと、わくわくモンキーハウスの2階にある「タッチdeZOO」でヨツユビハリネズミやウサギ・フクロモモンガなどで楽しめます。また各展示スペースで、リスザル・カピバラ・ロバなどにもエサやりができます。
ミーアキャットやワラビーにミナミコアリクイなど、とにかくたくさんの動物たちがいて間近で観察できるのが魅力です。世界各国から集めて展示しているシャボテン温室も見ごたえがあります。
【静岡】東海大学海洋科学博物館 海のはくぶつかん
『東海大学海洋科学博物館』には約400種の海の生き物を飼育・展示しています。1階には約50種1000個体以上が暮らす大水槽があり、周囲に設けられているスロープを進んでいくと水槽の上層部分がよく見えます。サンゴ礁・海藻・砂底・岩礁の4つの海中景観に分かれているので、どの場所で見るかによって泳ぐ魚の棲息域に違いがあるのがわかります。
出典:MAX CARTER の見聞 – Seesaa ブログ
また、未だ多くの謎に包まれている深海魚・リュウグウノツカイの雌雄2体の標本や、生きた化石と呼ばれるラブカの標本も展示。
「駿河湾の生きもの」のコーナーでは、25の水槽に200種の生き物を展示。駿河湾は最深部が2500mにもなる日本で最も深い湾で、珍しい深海生物もたくさんいます。こちらでは水深1000mほどに棲息する生き物を見れます。

カクレクマノミがいっぱい!
日本をはじめ世界中から集めた20種ほどのクマノミを、ドーナツ状のリング水槽で見ることができる「くまのみ水族館」は館内一のフォトスポット。リング部分に入れば、まるで海の中でクマノミと一緒に泳いでいる気分に!「クマノミ・キッズ」には、ウニやナマコ・ヒトデなどに触れるタッチプールも。
2階には全長18mものピグミーシロナガスクジラの全身骨格標本やメガマウスザメの剥製標本の展示、海に関する様々なことを資料や模型などを使い詳しく紹介しています。
【裾野】富士サファリパーク
富士の裾野の標高850mにある野生の王国。園内は「サファリゾーン」「ふれあいゾーン」の2つに分かれて、30種以上の動物を見れます。「サファリゾーン」は、クマ・ライオン・トラ・チーター・ゾウ・一般草食・山岳草食の7つのゾーンで構成されていて、約50分かけて一周します。
園内の移動方法はマイカー・ジャングルバス・ナビゲーションカーの主に3つ。さらに「サファリゾーン」の外側をフェンス沿いに歩きながら、動物たちの様子を観察できるウォーキングサファリも。特にオススメなのがジャングルバス。

猛獣たちが目の前に!
窓ガラスがなく金網張りになっていて、周遊途中にクマやライオン・草食動物へエサをあげることができます。金網越しにエサに喰らいつく姿はかなりダイナミック!WEB予約制のスーパージャングルバスは、天井部分も金網張り。動物たちを下から見上げることができ、迫力満点です。
「ふれあいゾーン」はカピバラやミーアキャットなどがいるふれあい牧場のほか、イヌの館やネコの館・ウサギの館などでペットとしても人気の動物たちとのふれあいが楽しめる癒しの場所。夏季限定のアジアゾウの泳ぐプール、ナイトサファリなどイベントも盛りだくさん。家族やカップルで、ぜひお出かけください。
【浜松】浜松市動物園
現在の浜松城公園内に1950年11月に開園した県内初の動物園が前身で、1983年に隣接するはままつフラワーパークとともに舘山寺総合公園として舘山寺温泉の一角に造られました。哺乳類と鳥類約120種400点を飼育・展示しています。中でも霊長目は20種以上と数が多く、国内でもトップクラスの規模を誇ります。

『浜松市動物園』の特徴の1つは、日本ではここでしか見ることができない「ゴールデンライオンタマリン」がいること。
全身を赤みがかった黄金色の毛で覆われ、顔の周囲の毛は雄ライオンのたてがみのようになっていることからこの名が付けられました。
顔には毛がほとんどないため、表情がよくわかります。一日の大半を樹上で生活。こちらでは現在3頭を飼育しています。

いろんな表情を見せてくれます
一年を通してさまざまなイベントを開催していますが、アジアゾウやフンボルトペンギン・ライオン・ニホンザルなどへのお食事タイムは平日なら毎日開催。時間が合えばもぐもぐタイムを見ることができるかも?
土日祝日なら、カンガルーやニホンザルへのエサやり、ポニーと一緒に記念撮影などもできます。ふれあい広場では羊やヤギが放し飼いにされているので、自由にふれあいの時間が過ごせます。
浜名湖花フェスタの開催時には、その入園券を受付で提示すると入園料が割引に!ぜひ浜名湖周辺で、美しい花と動物に癒されに来てみてはいかがでしょうか。
【河津】iZoo(イズー)
爬虫類と両生類を専門に扱う珍しい動物園『iZoo』は、2012年にオープンした日本初の体感型動物園。館内の通路には、ジャングルをイメージしてウッドチップが敷き詰められています。また展示方法も独特で、金網やガラスケースなどを極力無くし、より自然に近い状態を保ち野生の環境を再現しています。
特別なライトや空調などもなく、夏はジメッと蒸し暑く冬は寒い。人間にとっての心地よさは必要なく、あくまで爬虫類や両生類に適した環境を大切にしています。ただし、あまりにオープンな造りのためか時々脱走を企てる者もいるとか。

意外と可愛いかも?
意外にも訪れる方の半数以上が女性で、子供にも人気。日本ではここだけでしか見られない種類もいるので、レア感も充分。
絶滅危惧種のガラパゴスゾウガメとのふれあいを楽しんだり、クリクリとした大きな目が印象的なメガネカイマンも触ることができます。体重30kg以下の子供なら、アルダブラゾウガメの背中に乗ることも!
出典:アメーバブログ
ほかではなかなかできない経験ができるのが、『iZoo』最大の魅力。エリマキトカゲやイグアナ・カメレオン・トカゲ・カエルなど、世界中から集めたキモカワイイ?爬虫類・両生類にぜひ会いに行ってみて下さい。
世界中には、まだまだ生態の知られていない動物や希少種がたくさんいます。かと言って、棲息する場所まで見に行くのは困難です。やはり身近な動物園や水族館が便利ですよね。
さまざまな動物たちの何気ない仕草や表情・寝ている姿などを見れば、日ごろの疲れも吹き飛ぶはず。静岡県内の動物園や水族館で、最高の癒しを体感しましょう!