
美味しいものを食べに旅行に行きたいと思った時、真っ先に思い浮かぶのはどこでしょうか?
日本各地からさまざまな食材が集まる東京、食い倒れの町大阪、屋台グルメが人気の福岡、伝統野菜と海鮮王国の石川などなど。挙げればキリがありませんね。2019年の「食事がおいしい都道府県ランキング」では1位が北海道、「食事がおいしい市区町村ランキング」では札幌市が1位。海の幸に大地の恵み、それらを使った北海道ならではのグルメの数々。絶品揃いの北海道グルメの中で、試してみたいけどちょっと不安と感じるのがジンギスカンではないでしょうか。今回は札幌市を訪れた際にぜひ立ち寄りたいジンギスカンのお店をご紹介します。
1位 ジンギスカン ひげのうし
出典:もあいあかりちゃんねる
一人旅でジンギスカンのお店を探す時、ぜひ最初に候補に入れておきたいのがこのお店。理由は「お一人様限定プラン」があること。そもそも一人での利用を想定したメニューがあるので、オーダーが頼みやすいですよね。
¥1580(税別)のこのプランでは、グレインフェッドラム・ラム肩ロース・ラム塩タン・塩ラム・昔風味付けラム・ピリ辛ラム・塩ホルモンの7つから3つをチョイス。

グレインフェッドラムは穀物を食べて育った羊肉なので、適度な脂身がありとってもジューシー。

サッパリ食べたいなら、レモンと大葉が味のアクセントになっている塩ラムがオススメ!
3品で足りなければ、追加オーダーももちろん可能。お一人様限定プランの場合は全てハーフサイズなので、好きなものをいろいろ食べられます。
もちろん肉質にもこだわり、オーストラリアから仕入れた厳選したものを使用しています。羊肉特有の臭みもなく、パクパクと食べ進められます。サイドメニューも豊富で、ご飯や麺類・一品料理も。キタアカリと塩からのマヨチーズ焼きはビールにピッタリ。珍しい「ひつじのユッケ」(※南5条店限定メニュー)も興味をそそられます。
入店するとすぐにロッカーがあり、荷物や上着などを預けられます。臭いが気になるという女性にも嬉しい心遣いですよね。
2位 札幌成吉思汗 しろくま
初めて食べるジンギスカンは、その後の印象を大きく変えます。最初がイマイチだと、もう食べないという選択肢が生まれます。それを避ける為には、本当に美味しい羊肉に出会わなくてはなりません。そこでオススメしたいのが、北海道産の羊肉が牧場から直送されるしろくま。
出典:Goo ブログ
白糠町にある茶路めん羊牧場の羊肉が食べられるのはしろくまだけで、1頭買いしたものを1度も冷凍せずチルドの状態で仕入れています。
出典:tenchelin
オーストラリア産のマトンや生ラム・アイスランド産ラムもあるのですが、それに比べて割高です。しかし食べる価値があります。鮮度を保ったままなので嫌な臭みは全くなく、あまりの美味しさに驚くはず。
出典:NMY
また野菜も減農薬のものを、お米は特別栽培した北海道産のふっくりんこ。とにかく食材へのこだわりが強く、できる限り北海道産で揃えています。アルコールもビールはサッポロクラシック、日本酒は地酒の千歳鶴、ワインは余市熟樽などあり、北海道ならではのアルコールも楽しみたい人にピッタリ。席はカウンターのみですが、スタッフの方も親切で一人でも安心できます。
3位 北海道産羊・野菜 ふくすけ
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お肉と一緒に野菜もバランス良く食べたいなら、ふくすけがオススメ。こちらでは北海道美唄産の『アスパラひつじ』が食べられます。
出典:ameblo.jp
アスパラを食べて育ったサフォーク種の羊肉という珍しいもの。脂身の旨さが際立つバラカルビや柔らかく濃厚な赤身モモ、1頭から取れるのがごくわずかで希少部位のヒレなど気になるメニューが並びます。
またアスパラひつじよりも割安で、冷凍せずチルドの状態で入荷するオーストラリア産も。アスパラひつじにも負けない、上質でジューシーなラムとマトン。
出典:Air-G
どちらも食べたい方には、アスパラひつじとオーストラリア産生ラム肩ロースの食べ比べセットも。いろんな部位を試したいなら、1名から利用できる¥4000(税込)のひつじ愛コースがピッタリ。
出典:食べログ
生ラムと生マトンの肩ロースやアスパラひつじ、羊のソーセージやベーコン、焼き野菜の盛り合わせなど全12品。ライスやジェラート、1ドリンク付き。前日までに予約が必要です。そして、店名にもあるように野菜にもこだわりがあります。北海道産の玉ねぎやしいたけ・じゃがいも・かぼちゃなど、新鮮な旬の野菜とともに美味しい生ラム・生マトンを味わって下さい。
4位 炭火兜ひつじ
道内にある18ヶ所の牧場と提携し、いつでも新鮮な状態の羊肉が手に入るこのお店。カットする専門のマイスターがいて、丁寧に手切りしています。さらに一頭買いしているので、さまざまな部位を味わえるでしょう。その日の入荷状況によりますが、レバーやミノ・タンなどの希少な部位も。
出典:ameblo.jp
当日のオススメや細かい部位の説明などは店内のボードで紹介していますが、迷ったらお店のスタッフに気軽に聞いてみましょう。道内産のほかオーストラリア産やフランス産、アイスランド産なども。カウンター席なら、枚数や厚さなどの好みを聞いてもらえることも。
お酒好きの方にオススメなのが、全国15の提携農場から直送される無農薬レモンを使ったレモンサワー。また北海道や信州・鹿児島・沖縄など各地の名前が付いたハイボールや、北海道産のワイン、自家製のジンジャーエールなどドリンク類も豊富。
出典:Fat-Diary
カキやウニなど道内各地の漁師さんから届く海の幸まであり、このお店だけでありとあらゆる北海道グルメが味わえます。羊肉の美味しさを再確認でき、来て良かったと思わせてくれるお店です。
5位 味の羊ヶ丘
リーズナブルで本格的なジンギスカンを味わうなら、味の羊ヶ丘で間違いありません!ビルの1階と2階にあり、2階なら12:00から営業しているのでランチでもジンギスカンが味わえます。店主自らが厳選した上質のラム生肉を使用し、メニューにはモモ・肩ロース・ホルモンなどシンプルなラインナップ。
しかもお値打ちなのに肉が厚めにカットされていて嬉しい限り。美味しさを引き出しているのは、丁寧な下処理と炭火で焼くこと。さらにりんごや香味野菜・果実など10種類以上を厳選して作るこだわりのタレ。約1カ月かけて熟成させるので、深いコクの奥に広がる果実や野菜の旨みと甘みを感じます。このタレには卓上にある唐辛子・にんにく・胡麻などでオリジナルにアレンジ可能。思い思いの味にして楽しむべし!
出典:食べ歩きコンシェルジュ
また他店では追加料金がかかる野菜のおかわりが、なんと無料。どれだけ太っ腹なのと、思わずつぶやきたくなります。雰囲気もよく観光客も多いので、一人でも気兼ねなく訪れられますね!
味の羊ヶ丘
住所:札幌市中央区南6条西4丁目-5-25 小林ビル
電話番号:011-512-0238(1階)
6位 生ラムジンギスカン専門店 赤兎馬
せっかく行くなら雰囲気のいい場所で味わいたい!そんな方には赤兎馬がオススメ。店内はまるでオシャレなバーのようで、居心地が良く女性一人でも気軽に立ち寄れます。カウンターは5席しかありませんが、お店のHPにも『お一人様大歓迎』とあるのも心強く感じます。
出典:食べログ
席数が少ないので、賑やかなのが苦手な方にも向いています。厳選した生ラムを使用し、特に数量限定のアイスランド産サフォーク種のヒレ肉はもの凄く柔らか。
また1度も冷凍せず鮮度抜群だから食べられるユッケにつくねや春巻など、ただ焼いて食べるだけでなくいろんなバリエーションでラム肉を楽しめます。
出典:ヒトサラ
ジンギスカンではありませんが、ぶ厚い牛タンに袋状に切れ目を入れて、その中に塩コショウで味付けしたねぎを詰めた厚切りネギタンもオススメ。営業時間は11:30~14:00、16:00~翌2:00でランチもディナーも対応しています。
生ラムジンギスカン専門店 赤兎馬
住所:札幌市中央区南5条西3丁目8 Nグランデビル5階
電話番号:011-200-0635
7位 松尾ジンギスカン
出典:クックドア
北海道では、ジンギスカン=松尾ジンギスカン。そんな道民が多いのも事実ですが、お取り寄せもできるので道民以外にもその名は知れ渡っています。ジンギスカンは焼いた羊肉をタレに漬けて食べるものと、タレに漬け込んだ羊肉を焼くものがあります。
札幌では焼いてからタレを付けて食べるお店が多いのですが、漬け込んだ羊肉を焼いて食べるのは松尾ジンギスカンがパイオニア的存在。
創業以来変わらないタレに使うのは、りんごや玉ねぎをはじめ秘伝の香辛料が数十種と生姜・醤油。羊肉は、ニュージーランド産・オーストラリア産を使用しています。
しっかりと味が染みこんでクセになる味で、焼いている野菜にもそのタレの味が絡むのでビールやご飯が進みます。滝川市に本店があり、道内には札幌市内や新千歳空港、さらに東京都内にも店舗があります。どのお店もいつも混雑していますが特に道民率が高く、地元の方に古くから愛されているのがよくわかります。焼いてからタレに絡めるのも美味しいですが、タレ漬けのジンギスカンもお忘れ無く。
松尾ジンギスカン 札幌駅前店
お問い合わせ 050-5872-2657
住所 北海道札幌市中央区北3条西4-1-1 日本生命札幌ビルB1
営業時間 11:00~15:00(L.O.14:30) ディナー営業 17:00~23:00
定休日 12月31日~1月2日
8位 成吉思汗だるま
出典:美味しい思い出
「札幌でジンギスカンならだるまでしょ!」と札幌市民が太鼓判を打つのが、1954年創業のだるま。新鮮なマトン肉と、女将が自ら仕込む秘伝のタレが人気。本店はU字型のカウンターになっていて、炭火の七輪の上に特注鍋。着席すればこの上に玉ねぎ・長ねぎ・羊脂が乗せられ、さらにお肉が入ったお皿を1枚。これが自動的に用意されます。
出典:HASH TRIP
もちろん追加でオーダーもできます。フランス産の肩ロースや骨付きラムにヒレ肉、チャンジャやキムチなどの一品料理なども。本店含めすすきのエリアに計5店あり、営業はAM3:00(オーダーストップ30分前)まで。それぞれに雰囲気が異なります。本店は隣の人との距離も近く賑やかな雰囲気を楽しみたい方に、女性なら1人ずつ専用ロッカーがあり最新の排煙設備を完備し臭いが気にならない二階亭がオススメ。
どこがいいか悩むという方は、ビールの銘柄で選んでみては?本店なら麒麟一番搾り、6.4店や5.5店などはサッポロクラシック、4.4店はアサヒスーパードライ。キンキンに冷えたビールが、鉄板でジュージューと音を立てて焼かれるジンギスカンに合わないはずがありません。
成吉思汗だるま (本店)
住所:札幌市中央区南5条西4丁目 クリスタルビル1階
電話番号:011-552-6013
9位 ジンギスカン 羊飼いの店 いただきます
出典:ふりむけばスカタン
地元の人からも絶大な支持を集めるお店。最高のジンギスカン店を出すために、なんと飼育から始めた店主。そのこだわりはハンパじゃなく、エサも厳選して丁寧に育てられた北海道産の純血サフォーク種がまさに絶品。

ストレスフリーな環境でのびのびと健康に育った羊肉は、クセが無く旨みも強くてジューシーな味わいが特徴です。
お店には食肉加工場を併設していて、部位に合わせて冷蔵庫に枝肉の状態で熟成。炭火で焼くことで溢れ出る脂と、香ばしい香りに食欲が倍増。店のイチオシは、モモ・ウデ・バラ・スネなどが入ったジンギスカン¥980(税別)で、自社牧場があるので鮮度が絶対条件の内臓系など希少部位も揃います。

こだわりのタレは、ジンギスカンダレの発案者である近藤知彦さんが監修。しかし肉本来の味を確かめるべく、来店する方の多くはあえて塩で食べるそう!
カウンターは20席ほどあり、女性一人でも入りやすい雰囲気。ただし、人気店のため混雑していることが多いのが難点。しかし並んででも食べておく価値は充分あります。
ジンギスカン 羊飼いの店 いただきます。
住所:札幌市中央区南5条西5丁目1-6
電話番号:011-552-4029
美味しいものだらけの北海道でも、これほどまでに道民の胃袋をガッチリ掴んでいるグルメはなかなかありません。普段はあまり食べる機会がないという方も多いと思いますが、札幌を訪れた際にはぜひ足を運んでみて下さい。今までのイメージがひっくり返るほどの、最高に美味しいジンギスカンに出会えますよ!
※営業時間や定休日・料金などは、お出かけ前に各店舗へご確認ください。
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