青森県は、本州北部に位置する県で、火山帯や雄大な自然の中にあり、国内でも有数の生産高を誇る農業生産地。また、港町でもあるため、漁業も盛ん。総じて自然が豊かで、のんびり過ごすのにふさわしい青森には、デートスポットとしてもオススメの景勝の地が数多くあります。
東京から新幹線なら3時間ちょっとで行ける青森県は、意外とアクセスも便利。そんな青森は、若者のデートから大人のデートまで、様々な過ごし方ができるところ。海の幸や山の幸も、デートで満喫ができますね。ここでは、青森県でカップルにお勧めのデートスポットを厳選してご紹介したいと思います。
十和田湖国立公園
出典:ビッグホリデーインターナショナル
十和田湖は、青森県と秋田県にまたがる湖で、約20万年前に始まった火山活動によって形成されたカルデラ湖。十和田八幡平国立公園内にあり、新緑の時期、紅葉の時期、そして冬の十和田湖、どの季節に来ても異なる魅力があり、幻想的。観光用の遊覧船が運航しているので、湖上デートもお勧め。
また、水面に写る周辺の景色は、息を飲む美しさ、空や山が映り込む鏡のように美しい湖には、ロマンチックムードが高まりそう。キレイな景色を二人だけで共有ができますね。
十和田科学博物館
湖畔には、「十和田科学博物館」も。レンタサイクルでのサイクリングデートも楽しいですね。湖岸遊歩道もあるため、散策にも最適。
また、十和田湖では冬のイベントも開催されており、アトラクションを楽しむことや、開運スポットを巡るイベント、そしてものづくりが楽しめる体験型のイベントなどがあります。路線バスや観光バスも運行しているので、雪道の運転に慣れていない人は、これらを利用すると良いでしょう。夜には花火も打ち上げられるため、ロマンチックなデートになること間違い無し。
北岸の御鼻部展望台
北岸の御鼻部展望台(青森県十和田市奥瀬尻辺山国有林68林班)から見る十和田湖の眺めは絶景なので、デートを盛り上げてくれることでしょう。三大展望地の中で、最も高い位置にあり、標高1011メートルのその展望台からは、湖の形がくっきりと見えます。晴れたには、更に遠くの岩手山や八幡平のスカイラインが望めることも。大きな駐車場・トイレがあります。
十和田湖国立公園協会
青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
奥入瀬渓流
奥入瀬渓流もまた、十和田八幡平国立公園を代表する景勝地として知られています。十和田湖・子ノ口から焼山までの約14kmの流れ、それが奥入瀬渓流です。
十和田湖から流出する唯一の河川で、渓流沿いには、車道と遊歩道が整備されているため、ドライブや散策デートにもオススメ。渓流沿いには、いくつもの滝や切り立つ岩があるので、是非足を止めて眺めたいもの。
秋には紅葉が美しく、夏には木々のトンネルが木陰を作る癒しスポット。マイナスイオンと日の光が降り注ぐ中で、思わず深呼吸したくなるはず。心まで洗われるデートになりそうですね。1928年には天然記念物に指定されている他、パワースポットとしても人気。
奥入瀬渓流
青森県十和田市大字奥瀬
八甲田山
出典:Goo ブログ
冬のスポーツを楽しむカップルもいることでしょう。豪雪地帯としても知られる青森には、スキーやスノーボードができる八甲田山も。八甲田山は、青森市の南側にそびえる複数火山の総称で、日本百名山の一つである八甲田山は、積雪期以外ならハイキングも楽しめます。
また、八甲田山では、ロープウェーが年間を通じて運行されており、片道の所要時間10分で、山頂に到着するのでカップルで雄大な眺望を楽しめます。山頂からは、青森市街をはじめ、陸奥湾や津軽半島、下北半島、そして津軽平野などが見渡せます。
八甲田ロープウェー
青森県青森市寒水沢1-12
弘前公園
青森県弘前市のシンボルといえば「弘前城」。弘前公園は、弘前市の中心部に位置する総面積約49万2000平方メートルにも及ぶ公園で、日本の都市公園100選や日本のさくら名所100選などに選ばれており、国指定重要文化財や、国の史跡にも指定されています。
濠(ホリ)
この公園内には複数のデートスポットが点在しています。その一つが、濠(ホリ)です。公園を囲む外濠をはじめ、中濠、内濠、西濠があり、濠を囲むように桜が咲く、絶好のお花見スポットでもあるのです。正徳5年のカスミザクラや日本最古のソメイヨシノなどがあります。
弘前公園内にある8つの橋
そして、弘前公園内には8つの橋が現存しています。その全ての橋に歴史があり、戦(いくさ)になると敵の侵入を防ぐために壊されるという「架け橋」も。そんな歴史を学ぶデートスポットですね。ピクニック広場もあるので、レジャーシートを敷いておしゃべりを楽しむこともできそう。
また、公園内には休憩ができる屋根付きスペースや、植物園や博物館もあるので雨天時などの過ごし方も充実ですね。春にはさくらまつり、秋には紅葉まつり、そして冬には雪燈籠まつり開催され、年中多くの人が訪れるスポット。
弘前公園
青森県弘前市下白銀町1
青森県観光物産館アスパム
出典:アプティネット
青森県観光物産館アスパムは、青森市にある観光施設。青森の「A」をかたどった、三角形の外観が特徴的で、青森ベイブリッジと共に、青森市のランドマーク。地上15階、高さ76メートルの建物ですが、こちらの建物の13階にあるのが展望室。ここでは360度の眺望が楽しめます。
橋脚やケーブルなどいたる箇所に青森の「A」がかたどられた「青森ベイブリッジ」も望めます。夜景がキレイなスポットとして、カップルに人気。また、青森県のお土産や県内でとれた海産物や農産物なども揃っているので、観光客にも最適。さらに、青森県の観光名所を紹介するパノラマ映画の上映もあるので、青森の情報を収集できる場所にも。
青森県観光物産館アスパム
青森県青森市安方1-1-40
青森ウォーターフロント「AWFRO(アフロ)」
出典:こころ、あったか。あおもり冬感動プロジェクト
「青森のベイサイド」とも呼ばれています。こちらは、青森のお土産やグルメ、観光などが楽しめるエリアで、駅からすぐという好立地であるため、たくさんの人で賑わう場所。中でも、海に浮かぶ黄色い船「八甲田丸」は撮影スポットとしても人気。
八甲田丸
ねぶたの家ワ・ラッセ
ねぶた祭りでお馴染みの大型ねぶたが展示される「ねぶたの家ワ・ラッセ」も観光客にとって外せないスポット。ねぶた祭りの歴史や魅力が紹介されているので、ねぶたの時期に青森を訪れることができないカップルにもお勧め。
青森観光コンベンション協会
青森県青森市柳川1丁目4-1
白神の森 遊山道
出典:じゃらんnet
世界自然遺産に登録された「白神山地」は全国的にも有名。青森県から秋田県にまたがる山岳地帯であり、広さは東京都23区の2倍ほどの大きさであるといわれています。太古の時代、白神山地は海の底だったというのですから、とても神秘的ですよね。
ここは、人の手が加えられていない森林の景観が楽しめるところ。白神の森 遊山道には、三つのコースがあり、最短ですと約45分から1時間ほどで周れます。
白神山地の象徴として知られるブナの群落を巡り、森のせせらぎを楽しむコースもあり、そこに生きる野鳥や昆虫、野生動物との出会いもあるかもしれませんね。ツキノワグマの爪あとや、ネズミの掘った穴など、森で生きるものたちの生命も感じ取れる場所で、パワースポットとしても人気。
白神の森 遊山道
青森県西津軽郡鰺ヶ沢(あじがさわ)町大字深谷町字矢倉山1-26
最後に、青森のデートスポットとしてドライブにおすすめなのが下北半島です。
◼︎そもそも下北半島とは?
下北半島(しもきたはんとう)は、鉞(まさかり)の形に似ているため、「まさかり半島」とも呼ばれ、青森県の北東部にある半島。半島全体が下北半島国定公園。本州最北端の地である大間崎や、日本三大霊場の恐山などがあるのが特徴。
たくさんの魅力的な観光スポットがある下北半島ですが、東京から下北半島まで車で行くとした場合、約11時間以上もかかる辺鄙な地。「とにかく遠い!アクセスが悪い」と思い、足を運ぶのを渋っている方もいるのではないのでしょうか?東京から青森まで新幹線、または、飛行機で約4〜5時間、そして、それからフェリーに乗り約50分で下北半島の脇野沢に到着ができるでしょう。
大間崎
「ここ本州最北端の地」と刻まれた石碑やまぐろのモニュメントの前での記念撮影がおすすめ。晴れた日には、17.5km先にある北海道とその街並みが見えることも。
また、石川啄木の歌碑が近くにあり、「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」地元では大間崎の沖合いにある弁天島のことを詠んだものと言われています。もちろん、大間はマグロが有名。ぜひカップルで、美味しいマグロをぜひご賞味ください。
大間崎
所在地 青森県下北郡大間町大字大間字大間平
交通アクセス (1)下北駅からバスで100分
仏ヶ浦
自然が好きなカップル、とにかくインスタ映えする絶景を撮りたいカップルにおすすめなのが、ここ仏ヶ浦です。
白緑色の凝灰岩が約2kmにわたって連なる岩の数々。長い年月をかけて風雨に洗われてきた自然美は、実際に目にするとそのスケールに圧倒されます。如来の首、五百羅漢、一つ岩、観音岩、極楽浜など、仏にちなんだ名前がそれぞれつけられ、夏は穏やかに、冬は厳しくたたずんで、極楽浄土を思わせます。
海から仏ヶ浦へアクセスするには、佐井港、または、牛滝港から出航している観光船に乗る方法があります。
佐井港から出発している観光船は、佐井定期観光と仏ヶ浦海上観光の2つの会社によって運営されており、運行時間は運営会社によって違いますが、乗船料金はどちらも同じです。大人(中学生以上)の乗船料金は往復2400円・片道1250円。子供(小学生)は往復1200円・片道630円。牛滝港発の観光船にはそれらの半額以下の料金で乗船できます。詳細はそれぞれのHPでご確認ください。
所在地 青森県下北郡佐井村
交通アクセス (1)下北交通バスターミナルからバスで120分 船で30分
尻屋崎
尻屋崎は津軽海峡と太平洋に面した本州最北東端に位置し、その突端には歴史的・文化的にも価値の高い、白亜の「尻屋埼灯台」が船舶の安全を見守っています。
尻屋埼灯台は、明治9年から船舶の安全を見守りながら海を照らし続けているそう。レンガ造りの灯台としては日本一の高さを誇り、イギリス人が起工した東北最古の洋式灯台としても知られています。
青森県天然記念物の「寒立馬」
また、灯台周辺の草地には青森県天然記念物の「寒立馬」が放牧されております。その愛らしい姿を眺められ、カップルで盛り上がることでしょう。
もともと、昭和45年当時、青森県東通村尻屋小中学校の校長先生だった岩佐勉氏が、地元で放し飼いにされている馬たちの風雪に耐える姿を詠んだ歌「東雲に 勇みいななく 寒立馬 筑紫ヶ原の 嵐ものかな」から、尻屋の馬たちは「寒立馬(かんだちめ)」と呼ばれるように。
所在地 青森県下北郡東通村尻屋
交通アクセス (1)むつバスターミナルからバスで60分
恐山(おそれざん)
恐山は、青森県のパワースポットとしても知られています。ここには、全てのパワーが集結しているといわれており、日本各地にある霊山の中で最も強いパワーだとか。
火山岩に覆われた地獄を思わせる風景と、美しい湖が見える極楽を思わせる風景が見られる場所であり、死後の世界に通じる場所と信じられてきたのです。恐山は、あの世とこの世の境目であるともいわれ、心の平穏を求めて訪れる人も多い印象。
そんな恐山ですが、実は、デートスポットとしても人気がある場所。心静かに訪れたいカップルにはオススメ。恐山からの景色も、心を落ち着ける助けになるはずです。恐山には四つの温泉があり、それぞれに異なる効能があるのだそう。温泉で身を清めてからお参りするのも良いでしょう。ですが、場所が神聖な場所なだけに、ふざけ半分で訪れるのは絶対に避けましょう。
恐山(おそれざん)
青森県むつ市田名部宇曽利山3-2
青森デートスポットまとめ
このように、青森には魅力的なスポットが満載。青森県には歴史ある建物や、人の手が加えられていない景勝地が数多く点在します。だからこそ、自然の中や建物から様々なことを感じ取れるでしょう。
パワースポットと呼ばれるところが多いのも、大昔からそこに生きてきた人たちの魂が根強く残っているからであるように思えます。どうやら青森は、海と山に囲まれ、地球の力が渦巻く不思議な力が集まる場所のようです。そんな青森のデートスポットには、心静かに訪れ、心を癒すデートにしたいもの。
そしてこれとは対照的に、青森には楽しい・美味しい観光を楽しむスポットもあるため、カップルによって選ぶデートスポットに差がありそう。大人のカップルから若者のカップルまで、デートスポットをセレクトして楽しめるところなのですね。
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